『あつまれ どうぶつの森』の素敵なファンメイド映像が製作される。「リラックマとカオルさん」風に映像化してみた

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『あつまれ どうぶつの森』のファンメイド映像が製作され、注目を集めている。『あつまれ どうぶつの森』の世界観を気に入ったクリエイターたちが、同作のマスコットキャラクターであるしずえにスポットを当てた映像を創り出した。短い内容であるが、そのかわいらしさとクオリティの高さが注目されているようだ。

「Animal Crossing TV Series Fan Teaser」と題されたこの映像では、アレンジされたテーマソングと共に、役場の案内所で働くしずえが登場。大きな欠伸をし、お湯を温めている。早朝なのだろうか。ファイルまわりを掃除し、花に水をやるといった作業を進めている。その後、温めたお湯にティーバックを入れ、紅茶の完成。紅茶を入れたマグカップを持ち、デスクに向かう。座った後、マイクをオンに。朝のアナウンスを始めるところで、映像は終了する。

約40秒と短い映像であるが、『あつまれ どうぶつの森』の特徴をうまく捉えた内容となっている。冒頭に映るフリップボードでは「評価を上げる」「橋の渡り初め」といった記述や「ファイルを管理する!」「親に電話する」といったメモ紙が貼られている。いずれも作中のしずえらしい行動である。頭には鈴をつけており、表情変化も実に豊か。飲み物を手元に置いてアナウンスするといった細かい点も表現されており、デスクまわりの再現度もかなり高い。ウールのような質感で、世界の温かさを表現できていることも評価点だろう。

かなり洗練された映像となっているが、製作者は何者なのだろうか。同映像では、クリエイターであるGabriel Salas氏が、モデルやテクスチャーなどビジュアル面の多くを担っている。ディレクションも同氏が担当。アニメーションなどでJaime Mora氏がサポート。Jeremy Neroes氏が音楽を手がけ、絵コンテはAle Carrasco氏が担当。日本語についてはCamila Asencio氏が監修している。Gabriel Salas氏が中心となり、5名によってこの映像は製作されたわけだ。


Gabriel Salas氏は、3Dジェネラリストを称するクリエイター。前述したように、モデルだけでなくリグやシェーダー、ライトニングなど多岐にわたるスキルを持つ。現在はチリのマヨール大学にて、Mayaにまつわる指導をする教員としても務めているという。同氏はNetflixにて配信中の映像シリーズ「リラックマとカオルさん」を好んでおり、ドワーフスタジオをリスペクトしているそうだ。ドワーフスタジオはこま撮り(ストップモーション)映像製作を得意とするスタジオだ。「どーもくん」や「こまねこ」といった作品も創り出している。

今回の映像は、『あつまれ どうぶつの森』の世界観と「リラックマとカオルさん」の技術を融合させたらどうなるかという想いから、製作が始まったそうだ。確かに「Animal Crossing TV Series Fan Teaser」も、こま撮り映像の魅力が凝縮されている。なお今回の映像はあくまで「『あつまれ どうぶつの森』がTVシリーズ化したらどうなるか」という映像である。ここから何か続編が製作されるわけではないようだ。そのほか、動画の概要欄では、キャラや音楽、ロゴは任天堂に権利があり、同映像は非公式であること。あくまでファンに楽しんでもらうためのものとして作られており、商用利用などはしないことが明記されている。

『どうぶつの森』シリーズといえば、2006年に「劇場版 どうぶつの森」が製作された。ドラマチックな展開などはないものの、原作の魅力を丁寧になぞらえた作品として、ファンに受け入れられている。『あつまれ どうぶつの森』では、しずえの生活に関する示唆が散りばめられており、彼女の一日に焦点を当てた映像などが生まれれば需要はありそうだ。

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