『OVERKILL’s The Walking Dead』のコンソール版の開発中止と、Steam版サポート終了が濃厚に。IP保有会社がStarbreezeとの契約解消を発表

「The Walking Dead」のIPを保有するSkybound Entertainmentは2月27日、ゲーム『OVERKILL’s The Walking Dead』におけるStarbreeze Studiosとの契約を打ち切り、同作におけるすべての取り組みを終了すると発表した。

Skybound Entertainmentは、「The Walking Dead」のコミック原作者であるRobert Kirkman氏が共同設立したスタジオ。『Payday』開発元のOverkillを傘下に置くStarbreeze Studiosとパートナー契約を結び、2014年に協力型FPS『OVERKILL’s The Walking Dead』を共同発表していた。昨年11月にSteam版が発売されたが、365万ドル(約4億)を売り上げながらも、売上目標には届いておらず、Starbreezeは経営破綻状態に陥っていた。

Skyboundは、Starbreezeと共にゲームにおける多くの問題を解決するため最善を尽くしていたが、『OVERKILL’s The Walking Dead』は、同社が求める水準にも、約束されていた品質にも最終的には“届かなかった”という。ファンに対しては謝罪しながらも、同IPを用いた別のビデオゲームコンテンツで、優れた品質のコンテンツで満足させていきたいと誓った。Skyboundといえば、同じく経営破綻したTelltale Gamesの『The Walking Dead: The Final Season』を傘下Skybound Gamesより引き継ぎ、開発を再開させていた。『OVERKILL’s The Walking Dead』については引き継ぎではなく、契約解消という形になるようだ(関連記事)。

Skyboundが発表したのは、Starbreezeとの契約終了および『OVERKILL’S THE WALKING DEAD』の取り組み終了。直接的にはコンソール版の中止やPC版のサポートについては言及されなかったが、海外メディアIGNは「コンソール版は中止で、Steam版のサポートも中止される」と述べているほか、Varietyもまた「コンソール版はリリースされず、Steam版においてもValveが販売をどのように処理していくかを詰めているところだ」と報道している。

なお、コンソール版の販売を担当する505 Gamesはつい先週21日に、同作のコンソールリリースが中止されるのではないかとの噂を否定し、開発上の都合で単に延期しているだけであると告知していた。情報が錯綜している状態であるが、IPの権利を持つ会社の発表であるだけに、コンソール版の中止とPC版のサポート終了は既定路線と考えられるかもしれない。

『OVERKILL’s The Walking Dead』は、Starbreeze Studios傘下のOverkillが開発を手がける、協力プレイ対応FPSゲームだ。人気コミック「The Walking Dead(ウォーキング・デッド)」をベースにしており、最大4人までのオンラインマルチプレイに対応している。アメリカの首都ワシントンD.C.を舞台に、大量のウォーカーがうろつく世界で、プレイヤーはAidenやHeeather、MayaにGrantといった4名のキャラクターを選び生き抜くことを目指す。

PS4版の国内販売権利を持つスパイク・チュンソフトは、先月18日に国内PS4版『OVERKILL’s The Walking Dead』の発売を無期延期すると発表していた。予約販売をしていたこともあり、発売中止になれば返金など複雑な対応に追われることになるだろう。同社からの正式な告知が待たれる。

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