『Stardew Valley』1.4アップデートは「すべて」を改善する大型アップデートに。結婚後の生活も充実


インディースタジオConcernedApeのEric Barone氏は10月8日、USgamerのインタビューに答え、1.4アップデートについての詳細情報を明かした。バージョン1.4は、完成間近とされている同作向けの大型無料アップデートである。

これまで断片的に公開されてきた、バージョン1.4の要素は以下のとおり:

・鉱山で力尽きた際に、冒険者ギルドのマーロンが失ったアイテムを売ってくれる
・マルチプレイ時に新農場マップ登場。四隅があるということで、区分けしやすい特徴あり
・アップデート内容の95%がシングル/マルチの両方で役立つもの
・養殖池の導入。農場に設置することで魚の飼育や魚卵の収集が可能に

これらの情報に加えて、1.4アップデートの概要が明かされた。バージョン1.4はゲーム内のすべてをアップデートする“Everythingアップデート”であると、氏は非公式に呼んでいるそうだ。ゲーム内における、あらゆる部分を改良しているがゆえに、そのように呼ぶのだという。アップデートの目標のひとつはクオリティ・オブ・ライフの向上、いわゆるゲームプレイにおける快適さの向上である。例として、PC版ではインベントリにてTABキーを押すことで次の列へ移動できたり、アイテムにマウスカーソルをあわせることで、コミュニティセンターのバンドルであるかどうかがわかったりと、具体的な改良部分が明かされている。コミュニティセンターで必要であるかの可視化は、特に有用になるだろう。

アップデートでは既存要素の見直しや大量のコンテンツ追加により、既存のプレイヤーも新鮮な気持ちでゲームを楽しめるといい、『Stardew Valley』が新たなレベルへと導かれるとのこと。USGamerに、結婚後の生活におけるコンテンツの少なさを問われた際には、ユーザーからの要望が強い部分のひとつであると認め、バージョン1.4では結婚後の生活に“深み”をもたらすという。Barone氏は、(結婚後には)より温かい体験ができるだろうとも自信を見せている。

なお同作は先日PS4版が長きにわたる調整を経てマルチプレイに対応したばかりだが、Xbox One版については未対応のまま。これについては、移植会社にまかせているものの、コンソール機間の技術の違いに苦しんでいるようで、バージョン1.3の状態でXbox One向けにマルチプレイ対応をさせるのは、非常に難しいのだという。基本的な部分はできており、実装には近づいているが、フレンド招待やボイスチャットに問題が残っており、審査が通らないという。ただこうした問題は段階的に解消されており、じきにアップデートが実装されると氏は自信を見せている。ちなみにスマートフォン版のマルチプレイについては、「起こり得る」とは言えない状況であるそうだ。

1.4アップデートは完成間近であり、PS4/Xbox One版のマルチプレイ導入後に実装されると予告されている。全世界で愛された牧場ゲーム『Stardew Valley』は、大型アップデートでどれほど変化するのだろうか。続報の発表が楽しみだ。