『ファイナルファンタジーVII リメイク』新映像のエアリスが人々を魅了。前評判での不安の声を覆う美しさ

画像はトレイラーをキャプチャしたもの

スクウェア・エニックスは9月11日、『ファイナルファンタジーVII リメイク』の新映像「FINAL FANTASY VII REMAKE for TGS 2019」を公開した。本日9月12日から開催される東京ゲームショウ2019にむけたもの。2分40秒ながら多くの新情報を含んだ映像となっている。

映像ではタークスの面々が登場。レノやルードやツォンなどが、独特の衣装や口調をまといクラウドたちの前に立ちはだかる。またクラウドたちがスクワットや懸垂をする姿を映した場面も。ボタンが表示されていることから、どうやらミニゲームのアクティビティとして筋力トレーニングが存在しているようだ。原作でも登場したトレーニングがよりリアルになって帰ってくる。そして映像の中でもっとも注目を集めた要素のひとつとして、コルネオの注文を受けて赤いドレスに身をまとったエアリスがあげられる。

コルネオはウォールマーケットで女性を探すことに執心する男。原作ファンにとっても印象深い巨体の中年コルネオが、現代の技術で緻密に描かれている。そんなコルネオとのイベントに関連して、赤いドレスを着たエアリスが登場するようだ。普段は薄いピンク色のワンピースに赤色のカーディガンを羽織っているエアリスであるが、映像では丈の長いドレスを着ているようだ。「コルネオはこういうのが好きなんだって」と話すエアリス。胸元のあいたドレスの上半身と顔が映されるのだが、花火を背景にしたエアリスの顔が、なんとも美しいと評されている。

画像はトレイラーをキャプチャしたもの
画像はトレイラーをキャプチャしたもの

国内Twitter上ではこのエアリスの顔を高く評価する声であふれており、9月12日7時時点でトレンド入りを果たしている。また英語版のトレイラーのコメント欄やRedditでも、引き続きエアリスの美しさを讃える声が多く散見され、否定的な声を見つけるのが難しいほど。緑色の力強い瞳に、その顔つきを引き立てる両脇の流れた髪の毛。かわいらしさと美しさの両方、もしくは妖艶さを感じさせるビジュアルに仕上がっているだろう。同映像ではその他のシーンでも、可憐なエアリスが随所に描かれており、それらのシーンも花火のシーンの評価の下地になっているのかもしれない。ドレス姿の彼女に見入るクラウドの姿もまた必見だ。

エアリスの顔といえば、初登場時にはそのビジュアルについて国内外でやや賛否両論わかれたことは記憶に新しい(関連記事)。国内の多くのファンがこのエアリスを支持していたながらも、肯定一色ではなかった。「鼻筋が伸びており、面が長めで西洋人に近い顔つきのエアリスには、日本では否定的な声がある」。日本国内の出来事や文化を海外に伝えるYouTubeチャンネルTokyosaurusが、そんな一部国内ユーザーの意見を伝えたことにより、初出映像のエアリスの顔つきを好む海外ユーザーより、国内の否の声を疑う批判が寄せられていた。

左がトレイラーでのオリジナルのエアリスで、右が一部ユーザーが加工した顔縮小版

しかし今回披露されたエアリスは、鼻筋などビジュアル構造自体は初出と変わっていないながらも、美しい魅せ方によって国内外両方の支持を得ている。しいていえば、顔の長さはやや控えめに見える点ぐらいだろうか。ともすれば、そもそも『ファイナルファンタジーVII リメイク』のエアリスは、見え方によっては西洋人ぽくもアジア人ぽくも映るということだろう。アジア・欧米両方のユーザーに愛されるデザインに仕上がっていると言えるかもしれない。製品版の多彩なシーンでは、さらに多くエアリスの魅力が感じられることだろう。

もちろん、エアリスに負けじと美しく、そして強く描かれるティファの存在も忘れてはならない。これまで戦闘映像が中心だった『ファイナルファンタジーVII リメイク』の映像公開であるが、いよいよおなじみのキャラクターや原作シーンが登場し、発売が近づいていることを予感させる。そのほかのパーティーメンバーのビジュアルなども気になるところ。

画像はトレイラーをキャプチャしたもの

『ファイナルファンタジーVII リメイク』はPS4向けに2020年3月3日に発売予定。東京ゲームショウ2019では、試遊台が出展される。