『Apex Legends』シーズン2開幕。新レジェンドやバトルパス、バランス調整内容まとめ


Electronic Arts/Respawn Entertainmentは7月2日、『Apex Legends』シーズン2「バトルチャージ」の配信をPC/PS4/Xbox One向けに開始した。パッチノートはこちら。以下ではシーズン2で追加されたコンテンツ、各種レジェンドや武器の変更点をまとめていく。

 

新レジェンド「ワットソン」

750Apexコインもしくは12000レジェンドトークンでアンロック可能。アビリティは以下のとおり:

– 戦術「周辺セキュリティ」
ノードを接続して電気フェンスを作成。敵にダメージを与え行動を遅らせる。フェンスは破壊可能。
– パッシブ「天才のひらめき」
促進剤がアルティメットアビリティをフルチャージ。インターセプターパイロンの傍にいると戦術アビリティのリチャージが加速する。
– アルティメット「インターセプタ―パイロン」
電気パイロンを設置する。パイロンは飛んでくる軍需品を破壊して、シールドの損傷を修復する。(最大数:3)

 

マップの変更

・リヴァイアサンの上陸
キングスキャニオン周辺にとどまっていた巨大生物が上陸し、複数の施設を踏破。マッチ中もゆっくりと移動する。

・フライヤー
シーズン1終盤より登場した飛行生物。アリーナの荒廃林に巣を構えた。接近すると鳴き声をあげる。

・新施設
EMP爆発やリヴァイアサンの上陸がマップ各所を破壊。拘束基地や駐屯地のほか、6階建ての巨大ケージが出現。

 

新規コンテンツ

・エネルギー式ライトマシンガン「L-STAR」(ケアパッケージ品)
装弾数60発(x3)、圧倒的なDPSを誇るが長時間連射でオーバーヒート。リロード時間3.26秒と長め。

・新ホップアップ
オルタネーターとRE-45用の「ディスラプター弾」(シールド時のダメージ上昇)、モザンビークとP2020用の「ハンマーポイント弾」(非シールド時のダメージ上昇)

・新型アタッチメント:エネルギーマガジン
ハボック、ディヴォーション、トリプルテイクのアタッチメント。他のマガジン用アタッチメントと同様に装弾数を拡張し(全レベル共通)、リロード時間を短縮する(レベル2以上)。

 

武器バランス調整

・武器の強化
– フラットライン:ダメージが16から19に上昇
– P2020:ダメージが12から13に上昇
– オルタネーター:ダメージが13から15に上昇。全バレル・アタッチメントによるリコイル軽減向上
– トリプルテイクとプレシジョンチョークの組み合わせ:弾丸拡散時間を1.5から1.1に変更
– クレーバー:ダメージが125から145に上昇。へッドショットスケールが2から2.05、脚部ダメージ
– スケールが0.76から0.8に上昇。レアリティがわずかに上昇

・ゴールド武器のラインナップ
フラットライン、オルタネーター、RE45、モザンビーク、P2020

・レアリティ変更
スカルピアサーをスーパーレアからゴールドに変更

・アークスターの安定性向上
– 射出遅延が2.5秒から2.8秒に増加
– HPが全快状態のプレイヤーに接着すると、ダウン効果が発生
– 爆発域の端に居ても、シールドが完全に破壊されないように変更

・弾薬の携行上限数
– 1スロットで携行できるショットガンアモの弾数が64から16に減少。散弾を放つためには、複数のスロットを使用しなくてはならない。
– 1スロットで携行できるエネルギーアモの弾数が60から80に増加し、ライトアモ・ヘビーアモと同等。

・エアドロップの入手武器
マッチの局面(序盤、中盤、終盤)に応じて、エアドロップ入手品には異なる乱数表が使用される。例えば、中盤のエアドロップではクレーバーが手に入りやすいのに対し、終盤ではマスティフの出現率が高くなる。

 

レジェンド関連

・全般
– フォーティファイのダメージ軽減効果が10%から15%に上昇。また被弾時のスロー効果が無効化。
– ロープロファイル付きレジェンド(レイス、ライフライン、パスファインダー)の被ダメージが5%上昇

・ブラッドハウンド
-全能の目が、リアルタイムで敵をトラッキングできるようになった(1.5秒)。スキャン範囲は90度から110度に拡大
-トラッカーの痕跡確認時間が60秒から90秒に上昇。エネルギー武器が痕跡を残さない場合がある不具合は修正済み。歩行時には痕跡が残らない不具合も修正済み。

・ミラージュ
ファントムのクロークを早めにキャンセル可。なおクローク解除時には遅延が生じるようになった。

・コースティック
Noxガストラップによるチームメイトへのスロー効果が50%減少

・ジブラルタル
プロテクトドームの効果時間が3秒上昇

・パスファインダー
-実際のキャラクターモデルに沿うようヒットボックス改善
-今後はパスファインダーのレジェンダリースキン用にもヒットボックスを調整予定

・ライフライン
D.O.C.ヒールドローンは、エリア外ダメージ2回分で破壊されるようになった。

・レイス
ディメンションリフトを追加で設置できてしまう不具合を修正

・オクタン
ジャンプパッドに触れていないのに投擲物がバウンスする不具合を修正

 

その他

・Ping(シグナル)の改善
-閉まっているドアに向かってシグナルを使うと、ドアが閉まっている旨の台詞を発する
-開いているドアに向かってシグナルを使うと、誰かがここにいた旨の台詞を発する
-手持ちの銃が1種類のホップアップのみ装着できる場合に、ホップアップをリクエストすると、その特定のホップアップが欲しいと発言する。手持ちの銃が複数のホップアップを装着できる場合、台詞は発しないがフィード上に装着可能なホップアップが表示される。

・エリア縮小速度、サイズ、ダメージを調整
-1回あたりのダメージ量はラウンド1=2%、2=5%、3=10%、4~5=20%、6~=25%
-初回縮小後のプレイエリア半径が、従来より9%縮小
-縮小開始時間と縮小完了までの時間は以下のとおり:

1回目:縮小開始まで3分、縮小完了まで2分
2回目:縮小開始まで2分30秒、縮小完了まで2分
3回目:縮小開始まで2分15秒、縮小完了まで2分
4回目:縮小開始まで2分、縮小完了まで2分
5回目:縮小開始まで1分30秒、縮小完了まで1分40秒
6回目:縮小開始まで1分30秒、縮小完了まで1分40秒
7回目:縮小開始まで2分、縮小完了まで1分20秒
8回目:縮小開始まで20秒、縮小完了まで1分20秒

・戦績ページを実装。ロビーからアクセス可能

・発砲時のパフォーマンス改善(散弾系は特に大きく改善)。サーバーとクライアント両方のパフォーマンスが改善し、マッチ序盤の戦闘がより安定すると期待されている。

・武器を見るコマンドにより、特定動作をキャンセルできてしまう不具合を修正

・EVA-8について、覗き込み時のリコイルがおさまったときに初期位置にしっかり戻るようになった。

・テルミットグレネードでダウンしてから復活した場合、テルミットグレネードからダメージを受けなくなる不具合を修正。

そのほかの不具合修正、品質改善点はパッチノートを参照。

 

バトルパス

シーズン2バトルパスでは、新カテゴリとしてスカイダイブエモート、ミュージックパック、ロード画面の3種類が報酬に加わる。スカイダイブエモートはレジェンド固有のエモートであり、アリーナ降下中に発動できる。ミュージックパックは降下中や勝利時に流れるBGM、ロード画面はその名のとおりロード画面を変更できる報酬だ。

そのほかにも、ラインナップが拡充したレジェンダリースキン、Apexパック、Apexコイン(合計1000)、レジェンダリーアイテム1個アンロック相当のクラフトメタルなど、100個以上の報酬を獲得可能。バトルパスを購入すると、以下4種のスキンがすぐさまアンロックされる。

ジブラルタル用ギルデッド
バンガロール用バロー
パスファインダー用ドレッドノート
スピットファイア用インティミデーター

またシーズン2からはデイリー/ウィークリーチャレンジが導入されており、バトルパスのレベル上げがスムーズになった(詳細は過去記事にて記載)。バトルパスはゲーム内ストアにて950Apexコインで購入可能。25レベル分の報酬を即時アンロックするバトルパスバンドルも2800Apexコインで販売中だ。

 

ランクリーグのペナルティ追記

ランクリーグの詳細はこちらの公式ブログ記事を参照。補足として、マッチ途中離脱ペナルティはマッチメイク制限だけでなく、離脱したマッチでのランクポイント取得が無効となり、マッチ参加時に消費されるランクポイントと同等のランクポイントを追加で失うことが分かった。

さまざまな変更が適用される『Apex Legends』シーズン2。また公式サイトでは、今回のマップ変更の背景にあるとされるApexゲームの妨害工作や、不審人物の目撃情報、マーシナリ―・シンジケートと惑星タロスの対立組織との間で起きている抗争にも触れられている。破壊されたエリアが今後どのように復興していくのか。そしてストーリー展開にあわせて変化がもたらされるであろうApexゲームの行方も気になるところだ。