『CoD:BO4』新シーズンイベント「作戦名: グランドハイスト」発表。新たなマップやゲームモードなどを追加する大規模アップデート

 

デベロッパーのTreyarch Studiosは2月19日、『Call of Duty: Black Ops 4(コール オブ デューティ ブラックオプス 4)』の新シーズンイベント「作戦名: グランドハイスト」を発表した。まずはPlayStation 4版向けに、2月19日(太平洋時間 ・日本時間では20日になると思われる)に先行配信される。

「作戦名: グランドハイスト」は4月まで継続するシーズンイベントで、随時新たなコンテンツが投入されていくが、今回はこの週末にかけて毎日追加されていくコンテンツについて明らかにされている。まずマルチプレイモードには、前作『Call of Duty: Black Ops 3』にも登場したスペシャリスト「Outrider」が配信初日に登場。引き続き弓のSparrowを武器とし、さらに上空から自動的に敵をタグ付けできるドローンHawkを新たに装備する。Outriderは、ブラックマーケットのティア1を完了させることでアンロックでき、BLACKOUTモードでも使用可能だ。

ゲームモードの追加も予定されており、まずは「One in the Chamber」、その名のとおり弾倉に1発だけ弾丸が入った状態で始まるParty Gamesがシリーズの過去作から復活する。敵を倒せば弾丸1発と経験値100ポイントを獲得でき、リスポーンは2回だけ可能というモードだ。「作戦名: グランドハイスト」の中では、このほかにもゲームモードが追加される計画で、マップのローテーションには既存の人気マップのライティングや天候の異なるバージョンも用意するとのこと。

このほか、リロードやADS時間の速いSMGのSwitchblade X9や、フルオートショットガンのRampage、近接武器のCha-Ching!といった武器も追加され、同時に武器やゲームプレイのバランス調整も実施される。そして2月21日(太平洋時間)には、「World League Hub」が実装され「リーグプレイ」に参加可能となる予定だ。

バトルロイヤルモードのBLACKOUTには、西部劇をテーマにした新マップ「Ghost Town」が初日に追加。このマップは、『Call of Duty: Black Ops 2』に登場したマップStandoffを再構成したもので、さらに地下には同作のゾンビマップBuriedをもとにした洞窟が存在する。このふたつのマップを組み合わせバトルロイヤル用に再構成する中では、新たな建物やロケーションを数多く追加し、装備を獲得できる機会を増やしたとのこと。

また、レベル上限の80まで達したプレイヤーのための「Blackout Prestige System」が実装される。プレステージは10回まで可能となっており、最高位のBlackout Prestige Masterを目指す中では、特別なプレステージアイコンやコーリングカード、ビクトリーコインなどをアンロックできるという。

2月22日(太平洋時間)には、BLACKOUTに「Hot Pursuit」モードが追加。SUV・Muscle Car・PBRといった特徴の異なる3つの車両が登場する、リスポーン可能なゲームモードだ。BLACKOUTにも「作戦名: グランドハイスト」の間にさらなる追加要素が計画されており、その中にはハードコアモードやゲーム内イベント、また前述の武器SparrowやSwitchblade X9、Rampageに加え、フルオートピストルKAP 45などが言及されている。

ゾンビモードについて、「作戦名: グランドハイスト」の初日にはガントレットに「Death-Con Five」が追加される。1963年の米国防総省を舞台にするClassifiedマップにて、リヒトーフェン・デンプシー・武雄・ニコライの4人が、30ラウンドにわたるチャレンジに挑む。なお、ClassifiedマップはこれまでBlack Opsパス所有者向けに提供されていたが、今回のアップデートに合わせて個別販売がPS4版先行で開始される。

新たなガントレットとしては、Blood of the Deadマップを舞台にする「Hellcatraz」や、コミュニティからの意見をもとに考案されたものも用意しており、「作戦名: グランドハイスト」内にて後日配信するとのこと。また、3月にはさらなるゾンビ体験を提供すると予告している。

ゾンビモードにはこのほか、新たなPerkとして強力な近接ダメージを与える「Ethereal Razor」を追加し、カスタマイズ可能なSignature Weaponにも対応。またDaily Calling(デイリーチャレンジ)においては、1日あたり2回ティアスキップが可能となるという。ゾンビモードを通じて新たな武器を獲得しやすくする施策で、こうした取り組みは今後も長期的におこなっていくとのことだ。

ブラックマーケットには、前作での“店員”でありスペシャリストとしても登場したBlackjackが復帰。同時にティア1から100にわたる多数のコンテンツの追加が予定されており、まずキャラクターには前述のスペシャリストOutriderに加え、MistyやBrutusといったゾンビモードにゆかりのあるキャラクターがBLACKOUT用に用意される。また、これまでに挙げた武器も同じくアンロック可能で、「作戦名: グランドハイスト」中の4月にはさらなる武器を用意するとのこと。新たなリアクティブ迷彩やスペシャリスト用の服装なども登場する。

このほかBlack Opsパス所有者向けのコンテンツとして、新マルチプレイマップが2つ発表されている。ロサンゼルスの警察署をモチーフにした「Lockup」と、モナコの「Casino」で、コアおよびハードコア・プレイリストからプレイ可能だ。さらに、シリーズの過去作の「Dead Ops Arcade」にて敵として登場したゴリラ「Cosmic Silverback」が、BLACKOUTで使用可能となる。

本作においては、コンテンツ不足などによるPC版のプレイヤー数の減少が伝えられており、プレイリストのバランス調整などが実施されている(関連記事)。今回の「作戦名: グランドハイスト」には多数の追加要素が含まれ、プレイヤーの回帰を期待できそうだ。アップデート内容の詳細は公式サイトを確認してほしい。なお、PC/Xbox One版向けの配信日は未定だが、前回の「作戦名:絶対零度」の例に倣えばPS4版から1週間遅れの配信となるだろう。