サイコホラーゲーム『Silver Chains』PC/コンソール向けに正式発表。英国の廃墟で繰り広げられる新たな恐怖体験

 

パブリッシャーHeadup Gamesは9月17日、『Silver Chains』を正式発表した。対応プラットフォームは、PCおよびPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchで、2019年春の発売を予定している。『Silver Chains』は、インディースタジオCracked Headsが手がける、サイコロジカルホラーゲームだ。

嵐が吹き荒れる夜、17歳の青年であるピーターを乗せた車が、樹木に衝突してしまった。ピーターが目覚めた場所は、イングランドにある廃墟となった古い館 の一室。青年は、なぜそしてどうやってここにきたのかがどうにも思い出せない。そして廃墟であるはずの館には、得体の知れない何かの気配が感じられる。館を出るための方法を探すうちに、この場所に隠された暗い秘密が判明していく。また、ピーター自身もどうやらここで生まれ育った過去があるようだ。ピーターが謎を解く一方で、得体の知れない悪魔もまた、ピーターの存在に気付き始めていた。

『Silver Chains』は、一人称視点で展開されるホラーゲーム。ストーリーと探索に重点を置いているという。プレイヤーはピーターとなり、館を探索し謎や仕掛けを解くことで、過去におこった出来事の真実を解き明かし、脱出を目指す。探索を進めるうちに、ピーターの正体が徐々にわかってくるのだという。つけ狙ってくる悪魔は倒すことができず、ひたすら逃げなければならない。悪魔から逃れながら、徐々に明かされていく真実と対峙する。

『Silver Chains』は、以前よりその存在が明かされていたが、今回はHeadup Gamesというパブリッシャーが決まったことにより、正式に発表された形だ。昨年に公開されたゲームプレイ映像では、暗い邸宅を探索するシーンが確認できる。同映像では“悪魔”は登場しないが、館内は異様な雰囲気が漂っており、人の声が聞こえてくるなど不気味さを感じさせる。じんわりとした怖さを抱かせるサイコロジカルホラーゲームになるだろう。

開発を手がけるCracked Headsは、サハ共和国のヤクーツクに拠点を構えるスタジオだ。サハ共和国は、ロシア連邦にある共和国。同地域は、ロシアの中でも特に寒い場所として知られている。そんな場所にて、2016年に設立されたCracked Heads。本作では、Unreal Engine 4を使って開発が進められている。2017年には東京ゲームショウにて出展していたこともあり、日本向けのリリースも期待できるかもしれない。寒さの厳しい場所から、血も凍える恐ろしいホラー体験を届けてくれることを期待したい。

『Silver Chains』は、PC、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch向けに2019年春に発売予定だ。