Steamのゲームが遊べるパワフルな携帯型PC「SMACH Z」日本上陸へ。東京ゲームショウ 2018に出展

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SMACHは本日9月10日、「SMACH Z」を東京ゲームショウ 2018に出展すると発表した。9月20日から23日にわたり、メインブースの2ホールとサブブースの9ホールで展示するという。東京ゲームショウ 2018では、日本上陸について満を持して発表されると記載されている。この日本上陸についての意味を担当者にうかがったところ、日本でのマーケット展開を進めていくという意味と、東京ゲームショウ2018に出展するというふたつの意味があるとの回答をもらった。

「SMACH Z」は、SMACH Zチームが開発する携帯型デバイスだ。Steamが遊べる携帯機として開発されているものの、Valveの公認デバイスではない点だけ注意してほしい。スペックとしては、プロセッサには、AMD Radeon Vega 8AMDを組み込んだSoC Ryzen Embedded V1605Bを搭載。画面は6インチで、解像度は1080pまで対応するタッチスクリーンを搭載。3200MAhリチウムイオンバッテリーを採用し、45分のチャージで2時間から7時間まで遊ぶことができる。用意されているポートはUSB-C、USB-A、Micro USB、ディスプレイポート、SDカード、オーディオミニジャック。SDカードは2TBまで対応する。ネットワークはIEEE 802.11nおよびBluetooth 4.0を備えている。

また通常版とPro版でスペックがやや異なることも特徴だ。通常版は、RAM 4GB、ストレージ64GB、カメラなしの最小構成。Pro版はRAM 8GB、ストレージ128GB、5MPカメラ搭載。オプションにて追加すれば、Windows 10を導入することも可能。こうしたスペックにより、『ダークソウル3』をノーマルセッティングの解像度720pで30fpsにて動かすことができ、『グランド・セフト・オートV』『ウィッチャー3 ワイルドハント』も同様に720pにて30fpsで動く(いずれも設定はノーマル)。『ロケットリーグ』はハイセッティング/1080pを30fps以上で動作させることが可能で、『オーバーウォッチ』はローセッティングにすれば60fpsで動かすことができるという、パワフルさを売りにしている。

「SMACH Z」は、もともとは「Steam Boy」というコードネームで開発されていたが、一度頓挫。しかしもう一度プロジェクトを立ち上げ、IndiegogoとKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンで大きな成功を収め、ふたたび開発中。昨年にはスペックの刷新が告知された。前述のRyzen Embedded V1605Bの搭載が発表され、性能が大きく引き上げられた。

本デバイスは、輸入代行業者などにより国内向けの予約が受け付けられていたが、発売にあたっては日本向けの正規販売がされそうだ。「SMACH Z」は、2018年第4四半期の発売が予定されており、公式ホームページでは予約購入を受け付け中だ。

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