人気カード選択式政治ADV新作『REIGNS: Game of Thrones』Steam/モバイル向けに発表。ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とコラボ


パブリッシャーのDevolver Digitalは8月23日、『REIGNS: Game of Thrones』を発表した。Steam(Windows/Mac/Linux)およびiOS/Android向けに、今年10月に発売する。Steamでは10月19日発売予定として410円で、iOSでは10月18日発売として480円で、それぞれ国内でも予約受け付け中。また、Android版では事前登録を受け付けている。

本作は、イギリスのインディースタジオNerialが手がける政治アドベンチャーゲーム『REIGNS』シリーズの最新作で、アメリカの有料ケーブルテレビ放送局HBOが放送している人気テレビドラマシリーズ「Game of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ)」とのコラボレーション作品だ。

『REIGNS』シリーズは、これまでに1作目の『REIGNS』と続編の『REIGNS: Her Majesty』が発売されており、それぞれ中世を生きる国王・女王として王国の運営を楽しめる人気作品である。カードゲームのようなスタイルとなっており、国王・女王のもとに次々に謁見に訪れる人々(カード)の要望や進言などに対し、2択で判断を下していく。選択肢はおおむね肯定と否定になっており、カードを右か左にスワイプして捨てるだけという、スマホでのプレイを意識したシンプルなゲームシステムが特徴だ。

それぞれの選択は教会・人民・軍・国庫の4つのステータスの増減に影響を及ぼす。そして、いずれかのステータスがゼロになるか上限を超えると、国王・女王は崩御となり、また新たな王が生まれる。こちらを立てるとあちらが立たずという難しい選択の数々をこなして4つのステータスのバランスを取り、より長い在位期間を目指すのだ。王国内には陰謀や醜い欲望、また敵対する国家の存在などもあり、長期政権を築く中で物語は複雑さを増してゆく。

今回発表された『REIGNS: Game of Thrones』では、サーセイ・ラニスター、ジョン・スノウ、デナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、サンサ・スタークなど、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の登場人物が、『REIGNS』らしいデフォルメキャラクターとなって登場。プレイヤーが選択したキャラクターが鉄の玉座に腰掛け、ウェスタロスの民から寄せられる嘆願を聞く。そして、おなじみの2択のスワイプによって、七王国の敵対勢力との関係などについて4つのステータスに気を配りながら慎重に判断していくのだ。

本作では、ドラマ版のストーリーをなぞるだけではなく、プレイヤーの選択によって新たな物語が紡がれていく。紅の女ことメリサンドルも登場し、彼女の燃え盛るビジョンを覗くことで、サーセイがベイラー大聖堂を再建したり、サンサとジェイミー・ラニスターが結婚したりといったことも起こり得るという。そのほか、本編よりも気軽にプレイできるミニゲームも収録されるとのこと。本作のサウンドトラックには、Ramin Djawadi氏が手がけたドラマ版のものが使用される。

なお本作は、これまでの『REIGNS』シリーズ作品と同じく架け橋ゲームズが日本語ローカライズを担当するとのこと。『REIGNS』ファンにとっても、「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンにとっても注目の一作となるだろう。