狙撃FPS『Sniper Ghost Warrior Contracts』PS4/Xbox/PC向けに発表。前作から学び、オープンワールドではない道を選ぶ

 

ポーランドのスタジオCI Gamesは本日8月16日、『Sniper Ghost Warrior Contracts』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PCで、2019年に発売予定。シングルプレイとマルチプレイの両モードを収録する。『Sniper Ghost Warrior』は、国内向けには『スナイパー ゴーストウォリアー』として発売されている狙撃をテーマとしたFPS。最新作では、新たなシステム「コントラクト」を引っさげて、ロシアのシベリアを舞台に狙撃手の活躍が描かれる。

『スナイパー ゴーストウォリアー3』

前作となる『スナイパー ゴーストウォリアー3』は、国内では配信直前での日本語削除問題が騒がれたが、ゲームとしては新たに導入されたオープンワールドシステムに対する賛否両論が多かった。CI Gamesは、こうしたフィードバックを取り入れ、このオープンワールドを導入せず、コントラクトというシステムを導入したと報告。このコントラクトシステムを導入したことにより、ミッションベースのシナリオが楽しめる、濃厚で、シリーズ史上最高の狙撃体験を提供できるだろうと語る。

今作のシングルプレイキャンペーンでは、プレイヤーはすぐさまミッションに突入することができる。メイン目標には固定の金額報酬が設定され、サブ目標を達成することでボーナス報酬が獲得できる。ひとつのミッションを異なるアプローチで攻略し、お金を稼ぐといった繰り返しも楽しめるとのこと。コントラクトシステムにより、密度の高いマップを戦略的に攻略するという、ファンが好むであろうスナイピングのゲームプレイのコアをうまく引き出しているという。

『スナイパー ゴーストウォリアー3』

攻略自由度の高いミッションと創発的なゲームプレイの組み合わせ、そして豊富な任意目標により、リプレイ性の高いシナリオが実現される。そして現代のシベリアの荒野という過酷な環境という障害や、幅広いターゲットを狙うための数百もの方法、そしてコントラストの導入がスナイピングにおける最高のゲームプレイを提供するようだ。

すでにこれまで培われたCI Gamesにおける狙撃ゲームづくりをベースに、ファンからのフィードバックを踏まえて最新作づくりに挑んでいるという。同社のCEOであるMarek Tymiński氏は、『スナイパー ゴーストウォリアー3』はあまりに野心的なゲームを目指しすぎたと振り返り、失敗から学んでいるとコメント。オープンワールドを導入しないながら、すぐに遊べるようなシステムでかつ自由なミッション形式に、チームは手応えを感じていると語る。シングルプレイにおいてもマルチプレイにおいても、濃厚で繰り返し遊べるゲームにしたいと、強い意気込みを見せている。あわせてエンジンの最適化を進め、ロード時間の短縮やフレームレート維持といった技術的な面でも改善をしていくとも語っている。

『Sniper Ghost Warrior Contracts』は、2019年にPlayStation 4/Xbox One/PC向けに発売予定だ。