何かとストレスを抱える冒険者たちを管理するRPG『ダーケストダンジョン』日本語版がPS4/Vita/Nintendo Switch/Steamにて発売

角川ゲームスは8月9日、『ダーケストダンジョン』の日本語版を、PlayStation 4/PlayStation Vita/Nintendo Switch向けに発売した。『ダーケストダンジョン』は、2015年にSteamにて早期アクセス販売を開始し、これまでに150万本以上を売り上げたヒット作だ。

角川ゲームスは8月9日、『Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)』の日本語版を、PlayStation 4/PlayStation Vita/Nintendo Switch向けに発売した。価格はパッケージ版が各4800円で、ダウンロード版が各4500円(いずれも税別)。本作は、カナダのインディースタジオRed Hook Studiosが開発したローグライク・ダークファンタジーRPGだ。なお、本作はSteam向けの日本語版も配信予定。現在ストア側の準備を待っている状況で、一両日中に配信するとのことである。

『ダーケストダンジョン』では、プレイヤーは冒険者であるヒーローを街で雇い、4人パーティーを編成。そして、プレイするたびに構造が変化するダンジョンに送り込み、モンスターとのターン制バトルを繰り広げる。ヒーローには、古物収集家や石弓射手、墓荒らし、追いはぎ、重騎兵、ペスト医師、修道女など、個性豊かな15職種があり、それぞれ異なるスキルを持っている。たとえば、古物収集家であればバトル後に入手できるアイテムが増え、石弓射手は遠距離攻撃を得意とする。ペスト医師は状態異常の攻撃および治癒をおこなえ、修道女は味方の回復に力を発揮する。

本作の最大の特徴は、ヒーローたちが抱えるストレスを管理する要素があることだ。不気味なダンジョンに突然襲ってくるモンスター、あるいは松明の火が小さくなってきたり、空腹になったりなど。あらゆる要因によってヒーローたちのストレスは蓄積されていき、ステータスにさまざまなデバフが付与される。そして限界に達して発狂すると、言動に現れパーティの足を引っ張るようになってしまう。

街にはさまざまな施設があり、酒場や修道院にてヒーローたちのストレスを解消できる。ほかにヒーローの装備を強化できる鍛冶屋や、装飾品を購入できる行商人の馬車、新たなスキルを覚えられるギルドやサバイバリストがあり、冒険を通じて得た報酬によって施設をアップグレード可能だ。アップグレードすると、店の品揃えが増えたり、同時に治療できるヒーローの数が増えたりする。また、駅馬車では新たなヒーローを雇うこともできる。気に入ったヒーローを手厚く扱うもよし、発狂したら治療せず見捨てて次のヒーローを迎えてもよし。パーティーをどのように管理するかはプレイヤー次第だ。

本作は、2015年にSteamにて早期アクセス販売を開始し、2016年に正式リリース。これまでに150万本以上を売り上げるヒット作となっている。ヒーローたちが何かとストレスを抱えてしまうという人間臭さを感じられる本作。日本語対応を待っていたという方も多いのではないだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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