ストレスと戦うローグライク『Darkest Dungeon』Steam版最安値更新セールで大盛況。ワンコイン以下の大盤振る舞い

 

Red Hook Studiosが開発・販売した『Darkest Dungeon』がSteamにて、にわかに盛況となっている。Steamのターン制ゲームにフォーカスしたイベント「#TurnBasedThursdayFest」で、最安値となる90%オフの280円で販売されている影響がありそうだ。


『Darkest Dungeon』は、ターン制のローグライクRPGだ。ラヴクラフト式ホラー風のダークファンタジー世界で、プレイヤーは先祖の要請を受け、領地の村を受け継ぐ領主となる。そして村にやってきたヒーローたちを雇い、部隊を送り出しダンジョン探索を進めていくのだ。

ランダム生成のダンジョン内で待ち構えているモンスターを撃退し、リソースを集めて力を蓄える。最終的には闇深い「ダーケストダンジョン」を攻略するのが目的となる。ヒーローの能力もそれぞれ異なっており、防御を得意とする重騎兵や、圧倒的攻撃力を誇る没落者など。ダンジョンに合わせたチームを作る手腕が問われる。


本作では、死んでしまったヒーローは永久に失われる。ダンジョン内で全滅してしまえば、それまでの探索で得られたアイテムも無くしてしまう。また本作の最大の特徴として、「ストレス」システムがあげられる。ストレス値はダンジョン内での移動や戦闘によって蓄積され、高くなればさまざまなデメリットが発生する。満タンになれば残り体力に関わらず即座に瀕死状態になることもある。

もちろんストレス以外にも、食料や照明用の松明などにも気を配らなければならない。持てるアイテム数に限りがあるなか、持ち帰る戦利品と消耗品の取捨選択が重要になる。戦闘以外でも、ストレスとアイテムの管理が成否のカギとなるリソースマネジメントの側面も存在。そんな高難易度な『Darkest Dungeon』だが、さまざまな難題を乗り越えた瞬間の高揚感も、本作の魅力のひとつだろう。


『Darkest Dungeon』は2016年にSteamにてリリースされてから約8年経つものの、同時接続プレイヤー数は約2000人から5000人と一定の人気を維持していた。しかし先日4月2日頃から、Steamの同時接続数が急上昇。5日のピーク時には同時接続数1万7000人にまで達している(SteamDB)。本作初の拡張コンテンツ「赤の宮廷」リリース当時に次ぐ大盛況といえるだろう。

きっかけとなったのは、Steamにて開催中の「#TurnBasedThursdayFest」セールだろう。本作は同セールに参加しており、これまでの最安値となる90%オフの280円で販売されている。全拡張コンテンツを含めたバンドル「Darkest Dungeon: Ancestral Edition」も定価6250円のところ、86%オフの865円で購入可能(いずれも税込)。長年愛され続けた名作をお手頃価格で入手できるわけだ。なお、本作の続編にあたる『Darkest Dungeon II』も、同イベントに参加しており、セール中となっている。興味がある人は忘れずにチェックしておくといいだろう。


Darkest Dungeon』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store/Game Pass)/ PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに配信中だ。Steamでは4月9日まで、定価2800円の90%オフとなる280円でセール中だ(いずれも税込)。