穴となり、なにもかもを飲み込むパズルアドベンチャー『Donut County』は8月28日に発売へ

 

インディーパブリッシャーAnnapurna Interactiveは、『Donut County』を現地時間8月28日に発売することを発表した。IGNを通じて新たなトレイラーを公開している。価格は12.99ドル。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/Mac/PlayStation 4/iOS。

『Donut County』はBen Esposito氏が開発を手がける、パズルアドベンチャーゲームだ。平和な街Donut Countyに突如として「穴」が現れた。その穴は、とあるオバカなアライグマが引き起こしたものである。このアライグマが遠隔操作する穴は、他愛のない景品を得るために、親友のMiraを含む友人などを飲み込み続けている。アライグマの穴をめぐる物語が、動物たちを巻き込んで展開される。

プレイヤーは、前述したアライグマが操作する「穴」となり、物・人・木々・建物の下に移動することで、穴としてオブジェクトを飲み込んでいく。物を飲み込むことで穴は広がっていき、さらに大きな物を飲み込めるようになる。プレイヤーである穴は、飲み込むことだけでなく、穴から物を突き出したり吐き出したりといったこともできる。飲み込んだオブジェクト同士を組み合わせることで新たな使い方を見出せることもある。組み合わせてできた新たなオブジェクトを使い、局面を打開するのだ。

本作『Donut County』は2012年に発表して以来、「穴になる」というテーマが注目を集めていたが、先日『Hole.io』という同じく「穴になる」モバイルアプリが配信され、しかも世界中にヒットしており賛否両論を呼んだ(関連記事)。Esposito氏は、不快感を見せながらも『Donut County』はストーリーを志向するパズルアドベンチャーであるとし、ゲームとしての違いを強調。確かに『Hole.io』は、ステージやシナリオといったものは存在せず、ワンプレイで完結するゲームになっている。より多彩なバリエーションな“穴プレイ”を楽しみたいならば『Donut County』に期待ができそうだ。

物を巻き込んで大きくなるというコンセプトが世界中で親しまれた『塊魂』を並べられ、注目度高まる『Donut County』。ついに2018年8月28日(現地時間)に、プレイできることになりそうだ。