Nintendo SwitchからX(旧Twitter)へスクショや動画投稿ができる連携機能が6月11日に終了へ。X側は「仲悪いわけではない」旨の説明

 

任天堂は5月9日、Nintendo Switchについて、X(旧Twitter)連携および「フレンドおすすめ機能」のSNS連携を6月11日午前9時で終了することを発表した。

Nintendo Switchでは、ゲーム内で撮影したスクリーンショットや動画について、X上に共有する機能が存在していた。6月11日午前9時以降は画像などの共有ができなくなる。なお任天堂によれば、Facebook向けには引き続きスクリーンショットなどは共有できるものの、今後サービスを終了する可能性もあるとのこと。


タイトル個別では、『スプラトゥーン3』『スプラトゥーン2』などにも影響が出る見込み。同作では街にあるポストから、イラストを描いて投稿することができる。作成したイラストは、プレイヤーが連携しているXやFacebookアカウントに投稿され、ゲーム内でも表示されることがある。

Xとの連携終了後は、X/Facebookどちらへもイラストの投稿はおこなわれず、直接任天堂のサーバーにデータが送られる仕様となる。この変更により、SNSアカウントを所持していなくてもイラストが投稿できるようになるものの、13歳未満のユーザーの投稿は、ほかのプレイヤーには表示されなくなるようだ。なお作成した画像の複製はNintendo Switchのアルバム内に保存されるため、PCやスマートフォンなどに転送することが可能。これからSNSに共有したいときには、各デバイスに転送した画像を直接SNS上にアップロードすることになるだろう。

またスマートフォン向けアプリ「Nintendo Switch Online」の『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』専用サービス「スマプラス」に関しても、HOMEメニューの「アルバム」から画面の写真を投稿することができなくなる。加えて「マイページ」でのフレンドおすすめ機能(「フレンドになれるかも?」)におけるSNSのフレンドおすすめ機能も利用ができなくなる。


Xとゲームや各プラットフォームのSNS連携については、昨年のAPIの有料化に伴いさまざまな変化があった。たとえばYostarは、『アークナイツ』など複数の同社運営ゲームでX連携機能を停止している。プラットフォームでは、2023年11月にソニー・インタラクティブエンタテインメントがPS4/PS5において、Xとの連携機能を終了。ゲームプレイ映像やスクリーンショットを共有したり、Xでのポストを閲覧したりできなくなっていた。Xboxについても、2023年4月にはコンソールやWindowsのゲームバーからの直接のX投稿機能を終了している。


ちなみにX上では、X公式から今回の発表を受けた投稿がおこなわれている。投稿では同社と任天堂のパートナーシップは引き続き強固であるとしている。

Nintendo SwitchにおけるX(旧Twitter)連携および「フレンドおすすめ機能」のSNS連携機能は、6月11日午前9時で終了予定だ。