『スーパーマリオ オデッセイ』を研究し続けるユーザーが発見したグリッチとバグの数がすごい。ほぼ毎日投稿を続け800以上の面白動画を公開

 
Image Credit : Syrkl

『スーパーマリオ オデッセイ』が発売された半年以上が経過したが、熱心な人々の研究は終わらないようだ。最速クリアを競う人々もいれば「バルーンファインド」を続ける人々もいる。プレイヤーによってそれぞれやりこみの方向性は違う。その中には「グリッチ/バグ」といった仕様の隙間を見つけるために執念を見せる人々もいるようだ。TwitterユーザーSyrkl氏は、バグやグリッチを発見することに、並々ならぬ情熱を燃やしている。

氏が発見したグリッチの中で、最近もっとも話題を呼んでいるのは「なわとびバグ」だ。『スーパーマリオ オデッセイ』ではさまざまなやりこみミニゲームが存在しており、ニュードンクシティにて楽しめるなわとびは、そうしたミニゲームのひとつ。以前にもヒント鳥を利用して上空に浮くことで回数を稼ぐバグも存在しておりその後修正されたが、今回のものはよりアクロバティックだ。手順としては、とある条件によって出現する巨大なロゴをキャプチャーし、なわとびの近くにセット。その上にいるだけで回数が積み重ねられる形だ。ただし、このバグはあくまで不正な遊び方なので、見るだけで留めておいていただきたい。氏も「任天堂、ごめん…」との文言を並べて投稿している。

Syrkl氏が凄まじいのは、ほぼ毎日こうしたバグやグリッチを報告している点。そしてどの投稿も非常に愉快なのだ。たとえば、直近では前述したロゴマークをキャプチャーした際に、物理演算が荒ぶりマリオごとどこかへ飛ばされていくという珍妙なバグや、ブルをキャプチャーすることで上空に上がり続けるというグリッチ、円を描くアクティビティ中のノコノコの上に岩を置いて立ち去るグリッチなど、見どころや笑いどころのある動画投稿を続けている。そしてトータルで計算すればその数は800本以上にも及ぶ。ひとつのバグやグリッチを見つけるのも難しいにもかかわらず、それを毎日投稿しているのだ。アップデート前後には一定期間投稿を休むこともあったり、他ユーザーからアイディアを借りることもあるようだが、それにしても圧巻のペースであることには間違いない。

中には「料理の国 ボルボーノ」で使えそうなショートカットや、ロケットフラワーのタイムリセットなど、実際のプレイに使えそうな便利なグリッチもずらり。『スーパーマリオ オデッセイ』をプレイした人ならもちろん、そうでない人も思わずニヤリとする面白おかしいバグやグリッチが勢揃いしている。氏は間違いなく、ボタンを押すことで30秒前までさかのぼれる、Nintendo Switchのビデオキャプチャの恩恵を受けていると言えそうだ。

Syrkl氏についての情報は、イングランドのマンチェスター在住というTwitterプロフィール以外は不明であるが、『スーパーマリオ オデッセイ』を人一倍好み、毎日のように遊び続けていることに疑いはないだろう。長きに渡りプレイしているということもあり、熟達したテクニックを有していることもうかがえ、通常の投稿における動きも目を見張るものがある。『スーパーマリオ オデッセイ』の面白おかしいバグやグリッチを毎日楽しみたい方は、ぜひ氏のTwitterをフォローしてほしい。