『アーマード・コア6』が流行りすぎてビビる。「ゲーミングカップヌードル」食べてみた。『薔薇と椿』は懐かしくも決定版。今週のゲーミング

 

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。407回目です。東京ゲームショウは楽しいですね。



定番フードまでゲーミングに


今週は日清「ゲーミングカップヌードル」「ゲーミングカレーメシ」を実食。共にカフェイン・アルギニン・ナイアシン配合が特徴で、エナジードリンク的な意味での“ゲーミング”なのかな。ゲーミングカップヌードルは、ラーメンではなく焼きそば。同じ縦型カップの「U.F.O.ペロリ」と比較すると、麺が細い。醤油ベースのタレがあっさりしている分、ニンニクが目立つ味わいです。上述の添加物の影響かわずかに苦味もあり、先入観も相まってケミカルな印象を受けます。

一方のゲーミングカレーメシでは、同じキーマカレーベースの「キーマカレーメシ」と比較。基本的な原材料はほぼ同じで、ジンジャーがより多く使われている。辛さレベルは1段階下の中辛。違いは辛さと甘みのバランスくらいで素直に美味しい、と思ったが後味にほんのり違和感が。これも例の添加物だろうか。どちらも既存商品とは異なる美味さがあるが、クセもあり好き嫌いが分かれそうです。
by. Taijiro Yamanaka


3度目のおビンタバトル


今週は『薔薇と椿 〜お豪華絢爛版〜』にて、おビンタバトルに興じておりました。時は大正、大華族椿小路家では、おビンタバトルにて問題を解決するのがならわしとされていたのだとか。本作では4人の主人公の視点から、由緒があったりなかったりするおビンタバトルが展開。お相手をおビンタし、お相手のおビンタを避け、往復おビンタや禁断のお掌底などをお見舞いする、淑女たちのおビンタアクションが繰り広げられるのです。

Flash版とスマホ版を遊んでいるので、本作は3度目のおビンタだったのですが、いつ遊んでもビンタと世界観にキレがありますね。毎回三田さんの登場シーンで笑っている気がします。本作では、マウスやスワイプでおビンタしていた頃より、素直に遊びやすく進化。右腕には相変わらず負担がかかりますが、おジョイコンを使ったおビンタのような操作によって、おビンタバトルの世界に入り込みやすくなっています。また今回はお豪華絢爛版として、新シナリオとしてワールドユース編などが収録。フルボイス化を含めて演出面も強化されています。当時Flash版では、小さい画面を相手に必死にマウスを振りまわし、腕の痛みと戦いながら遊んでいましたが、本作はそんな思い出を刷新して有り余る、懐かしいでは終わらない決定版でした。
by. Keiichi Yokoyama


『アーマード・コア』がこんなに流行る時間軸があろうとは


今週も『アーマード・コア6』を遊んでいました。とはいえ、筆者含め編集部一同は今週「東京ゲームショウ2023」対応で大忙し。それまでも結構多忙で、一周目クリア後はかなりプレイ休止期間が続きました。週末になり、やっと本腰を入れて周回プレイを再開したかたちです。

その間に目に入ってきたのは、X(旧Twitter)やRedditでの『アーマード・コア』の流行りっぷり。筆者がフォローしているクラスタの偏りも考慮する必要はあると思いますが、Xでは『アーマード・コア』の「ア」の字も意識していなかったであろう方々が『アーマード・コア6』の感想を熱量高く語ったり、企業マスコット「アーキ坊や」「ベイ太郎」などの、やたら解像度が高すぎる集団幻覚が生じたりする光景が見られました。

筆者は、小学生の頃『アーマード・コア』と出会ってからの同シリーズとの長い付き合い。そんな筆者は、今の状況が、涙が出るほど嬉しいです。かつては3Dロボアクションが極めて珍しかった背景もあり、『アーマード・コア』について説明しようとするだけで「それって『スパロボ』みたいなゲーム?」「いえ、『ベルトロガー9』みたいだけどちょっと違って……」「そのゲームも知らない」といった具合に、説明に四苦八苦する時代もありました。それが今や、普通に流行りの新作として色んな人とACの話ができる。感無量です。願わくば、この「ACの新時代」が、わがままをいえばスパン短めで展開してくれることを。
by. Seiji Narita



ガチャ演出笑っちゃう


『ファイナルファンタジー7 エバークライシス』をプレイしてます。『FF7』関連作をソーシャルゲーム形式に詰め込む、ってどんな内容になるんだと思っていましたが、構造的には面白い感じでした。基本的には、このジャンルの例に漏れず育成ゲーム。移動などの要素は極力省略しつつ、リッチな戦闘をながめる形式。面白いのは、ガチャもそうですが、ストーリー自体のリワード色が強めなところ。『FF7』ストーリーがダイジェストで再創造されていて、ここが動機づけになるのかなと。正直ここらはリメイクでやったところなのでさほど今は機能していないですが、ならではのキャラエピソードがもっと増えたり、『BC FFVII』あたりの話が入ってくると、かなりストーリーがご褒美になりそう。

で、一通り遊んで思ったのは、『ニーアリィンカーネーション』だコレ!というところ。ストーリーご褒美・リッチな戦闘・極力操作介入なしなど、構造やデザインがかなり似ている。開発元がアプリボットで同じなので、それも当然なのですが。今はやめてしまいましたが、筆者は『リィンカネ』の設計は好きなので、『エバークライシス』もすっと入れました。システムまわりは2023年仕様なので、より馴染みやすいかも。課金プラン多めですが、割とガチャをガンガン引けるので、そこまでプレッシャーはなし。一定額をお金を落としつつ、のんびりストーリーコンテンツ開放待ちながら遊ぼうかなと思ってます。
by. Ayuo Kawase