Riot Gamesのアンチチート「Vanguard」に“ゲームプレイ中だけ起動できる機能”追加へ。ただしPCが“条件”を満たしていれば

Riot Gamesは6月25日、アンチチート「Vanguard」について「オンデマンドモード」の実装を発表。条件を満たせば、これまでPC起動時から常駐していたVanguardを、ゲーム起動時のみの起動とすることができるようだ。

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Riot Gamesは6月25日、同社が手がける「Vanguard」について「オンデマンドモード」の実装を発表した。「Starting later today」とのことで、本日中に機能が実装されるようだ。Riot Gamesが展開するゲームを起動していない際には起動しない設定にすることができるようだ。

VanguardはRiot Gamesが独自に開発するアンチチートソフトウェアだ。同社が配信する『VALORANT』『League of Legends』『2XKO』 PC版のチート対策としてゲームインストール時に同時にインストールされる。Vanguardはゲーム起動時以外も動作し続ける。またゲーム実行中に動作するユーザーモードでの監視に加え、メモリやシステムの状態をカーネルモードで確認することで、不正な動きを検知する。2024年の発表では、『VALORANT』におけるチート使用のみのBANは360万アカウント以上にのぼることが明かされており、チートに対する一定の抑止効果を発揮している。

今回Riot Gamesのアンチチート責任者であるPhillip Koskinas氏はVanguardのアップデートとして、「Vanguard Pre-Check」なるオプション機能を追加したと発表した。この機能により、条件を満たしているユーザーはVanguardがシステム上で実行されるタイミングをより詳細に制御できるようになる。たとえばこれまでWindows起動時に自動的に起動していたVanguardを、Riot Gamesのゲーム開始時に起動。ゲームプレイ終了後にシャットダウンするまで、必要に応じて実行するようになる。

このPre-Check機能には、特定の機能を有効化するなど、条件を複数満たす必要がある。こうした各種条件を満たしているかどうかは、あわせてインストールされるプログラム「VGTray」を通じて確認することが可能とのこと。なお、詳細な条件は以下:

Windows 11 バージョン25H2以降
セキュアブート
TPM 2.0
入出力メモリ管理ユニット(IOMMU)
仮想化ベースのセキュリティ(VBS)
ハイパーバイザーで保護されたコード整合性 (HVCI)

ちなみにVanguardについては、先述の通りゲーム起動時以外も常駐し続けること、またカーネルレベルでも動作することから、一部ユーザーから忌避感を抱かれることもあった。今回の機能追加はそうした懸念の声に応える意図もあったのだろう。先日にはチートハードウェアを用いた不正行為を抑止するアップデートも加えられたことが専門家によって報告されていたVanguard(関連記事)。対策が強化されつつも、正当に遊ぶプレイヤーにとって抵抗の少ないかたちへと進化していることがうかがえる。

なお公式ページ(英語)では技術的な詳細も解説されている。詳細に興味のある人は読んでみるのもいいだろう。

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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1995