気鋭パブリッシャーGamirror Gamesが「ゲーム20作以上」の情報を一挙紹介。最大99人サラリーマン乱闘PvPや“圧倒的に好評”ゲーム続編など幅広いタイトルが並ぶ

Gamirror Gamesは9月26日、「東京ゲームショウ2024」開催にあわせて、情報番組「Gamirror Games Now 2024東京ゲームショウ特別番組」を放送した。同社パブリッシングタイトルの20作以上の情報が紹介されている。

中国のパブリッシャーGamirror Games(旧Gamera Games)は9月26日、「東京ゲームショウ2024」開催にあわせて、情報番組「Gamirror Games Now 2024東京ゲームショウ特別番組」を放送した。同番組では、同社パブリッシングタイトルの20作以上の情報が、全世界のプレイヤーへ向けて紹介された。本稿では、同番組にて紹介された情報をまとめて紹介しよう。

なおGamirror Gamesは、中国・上海と日本・東京を拠点に活動するインディーゲームパブリッシャーだ。プレスリリースによると、同社は大手ゲーム会社での勤務経験をもつゲーマーチームによって2018年4月に設立。以前は専門知識を提供するNPOとして活動していたものの、ゲーム完成後のプロモーションの重要性に気づき、同パブリッシャーが誕生したそうだ(弊誌関連インタビュー記事)。これまでのパブリッシングタイトルとしては『Dyson Sphere Program』『火山の娘』『Depersonalization』などの販売を手がけてきた。

そんなGamirror Gamesが今回実施した「Gamirror Games Now 2024東京ゲームショウ特別番組」での紹介情報については、以下のとおりだ。


■『Dyson Sphere Program
宇宙を舞台にした、惑星開拓&自動化シミュレーションゲーム。天体を丸ごと覆ってエネルギーを抽出する巨大構造体「ダイソンスフィア」の完成を目的に、惑星/銀河規模の大きな生産ライン管理が繰り広げられる。
・車両システム、最終兵器、ゲームコラボを含む情報が発表。また日本語、ドイツ語、フランス語など多言語アップデートが開始されるそうだ。

■『ザ・リワインダー~黄泉からの旅人~ Ⅱ
中国風の世界をドット絵で水墨画のように描いたアクションADV。主人公は、地獄と人間界を往来。ストーリーの中では、奇病や妖魔といった災いの背後に、白蓮宗がいることが明らかになるという。なお前作『ザ・リワインダー~黄泉からの旅人~』は、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー6159件中96%の好評を得て「圧倒的に好評」となっている。
・ゲームの体験版が、10月のSteam Nextフェスで提供予定。日本語に対応予定となっている。

■『STARIO: Haven Tower
都市開発に焦点をあてたビジネスシミュレーションゲーム。プレイヤーは高い塔の建設や資源の収集、各層間の物流などを計画し、垂直都市を構築していく。
・PC(Steam)向けに、2025年にリリース予定。日本語対応は未定となっている。

■『新月紀元(Lunavania)
ドット絵で描かれたローグライク2DアクションSTG。複数のプレイアブルキャラクターが存在し、それぞれ独自のスキルなどをもっているという。
・2025年第1四半期リリース予定。日本語対応は未定。

『Lost and Found Co.』の画像

■『Lost and Found Co.
依頼人のために落とし物を探していく、ゆるくて気まぐれな捜し物ゲーム。女神メイのスタートアップ企業で、元アヒルのダッキーが依頼人のためにほんわかした世界を駆け巡る。
・2025年リリース予定、Steamにて体験版が配信中。日本語対応予定。

■『Ballads of Hongye Reborn』
古代の東方をテーマとしたビジネスシミュレーションゲーム。プレイヤーの選択は、住民の生活に対する熱意などに影響するという。
・10月に正式リリース予定。

■『DICEOMANCER
サイコロを用いる要素が特徴となるデッキ構築型ローグライクゲーム。従来のデッキ構築型カードゲームの仕組みにサイコロの要素が追加されており、サイコロを使用した値の変更などによって戦略性が大幅に向上しているという。
・PC(Steam)向けに10月10日リリース予定。日本語対応は未定。

■『Too Tired To Die
最大99人の乱闘が可能なマルチプレイヤーオンラインPvPゲーム。プレイヤーは、誤って地獄に落ちたサラリーマンとなって悪魔や怪物と戦い、スキルや呪文を強化。最後まで生き残ることが目的となる。
・2025年第1四半期にリリース予定。日本語対応は未定。

『DICEOMANCER』の画像

■『幽玄の墓(Dread Tomb)
マルチプレイ対応のオンラインアクションアドベンチャー。プレイヤーは謎の墓を探索し、宝物を墓から取り出すために、小道具や創意工夫を駆使していく。奇妙なモンスターや呪いが待ち受けているという。
・2025年第1四半期にリリース予定。日本語対応は未定。

KARMA: The Dark World
リヴァイアサンなる企業が支配する1984年東ドイツを舞台とした、サイコスリラー。思想局のローム・エージェントである主人公は、ディストピア世界に起きたある行動について調査。スパイ活動と裏切りに満ちた世界、事件の裏に隠された秘密などが描かれるようだ。
・10月のSteam Nextフェスにて体験版が公開予定となっている。日本語対応予定。

■『The Awakener: Risen』
中世風の世界を舞台としたファンタジーアクションRPG。もともと『Arise of Awakener』というタイトルで制作されていたが、紆余曲折を経てタイトルが変更されている。
・新映像が公開。飛行船の戦闘、ドラゴンの訓練、荘園の開発といったコンテンツが紹介された。

『KARMA: The Dark World』の画像
『水銀館異聞録』の画像

■『水銀館異聞録
クラシックなミステリー作品などの要素が散りばめられた、ミステリー小説風のケモノドット絵アドベンチャー。叔父と甥のコンビの視点から、錬金術一家に蔓延する呪詛など、山奥のサナトリウム水族館の秘密が描かれていくようだ。
・11月22日に発売決定。日本語対応は未定となっている。

■『Illusion Box
ホラーテイストのドット絵風パズルゲーム。2000年代初頭に大流行したもののやむなく中止となったという架空のヴァーチャルプロジェクト「イリュージョンボックス」を題材とする。本作では廃れたデバイスが再び起動し、シーン内のオブジェクトを変化させるパズルが展開されるという。
・日本語対応

■『Fools,Maniacs and Liars
呉山仏陀が入滅した歴史が明らかになるという、サスペンス、チャイニーズ、ホラー、ブラックユーモアといった要素をもつゲーム。丁寧に磨き上げられたアートによって、物語が描かれる。
・日本語対応は未定

■『Kingdom of Cards』
カードを使って自分の王国を築く、戦略カードゲーム。カードの組み合わせやスタックによって、素材、建物、キャラクター、装備などを作成。世界の探索とカード収集によって、王国を強化していく。
・Gamirror Gamesによるパブリッシングが発表となったようだ

そのほか番組内では、『shapez 2』『ガーラント:冒険物語』『Depersonalization』『Candlelight: Lament』『思考実験シミュレーター』『AiliA』の6タイトルも紹介されていた。興味のある人は、映像でもチェックしておくといいだろう。

Gamirror Games Now 2024東京ゲームショウ特別番組」は、YouTubeにて公開中。また同社は、9月26日から開催中の「東京ゲームショウ2024」へ出展中だ(一般公開日は9月28日および29日)。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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