ソニー、PlayStation 4向けに販売するPS2タイトルの情報を解禁。解像度の向上など含む、PS2ディスクやアーカイブスとの互換は無し

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ソニーはPlayStation 4向けに提供するPS2タイトルの詳細を明らかにした。同社は先日よりPS4向けのPS2エミュレーターに取り組んでいると明らかにしていたほか、昨日にはPS4対応版『Dark Cloud』の情報があやまって先に公開されるなど、近々公表されることが予想されていた。日本時間の本日深夜からはPlayStationイベントが開催されるが、それに先んじて発表された形だ。

PS4向けのPS2タイトルはPlayStation Store上にて配信される予定で、現時点では対象地域は米国と欧州のみ。日本での配信は追って発表されることになるだろう。米国と欧州では、現地時間の12月5日よりPS2タイトルの配信がスタートするという。なお今回のPS2タイトルはPS2アーカイブスやPS2ディスクなどに対応するわけではないことが強調されている。

現時点で対応タイトルは以下の通り。

・『Dark Cloud』: 14.99ドル
・『Grand Theft Auto III』: 14.99ドル
・『Grand Theft Auto: Vice City』: 14.99ドル
・『Grand Theft Auto: San Andreas』: 14.99ドル
・『Rogue Galaxy』: 14.99ドル
・『The Mark of Kri』: 14.99ドル
・『Twisted Metal』: 9.99ドル
・『War of the Monsters』: 9.99ドル

まだまだ提供タイトルは少なくラインナップの魅力はけっして強力ではないし、いずれのタイトルも価格が特別安いわけではない。Xbox OneにXbox 360の互換機能が100タイトル近く対応する形で搭載された一方で、PS4のPS2エミュレーションはまだ始まったばかりという印象だ。ただ今後提供されるPS4向けのPS2ゲームは”1080p”にアップレンダリングした状態で提供することが明らかにされており、この点がPS4にてPS2タイトルを購入する最大の魅力となるだろう。このほかリモートプレイやライブ配信、SNSとの連携やトロフィーなどPS4の各種機能にも対応する。

ソニーは現在クラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」も展開しており、「PS Now」ではおもにPS3タイトルを、今回のエミュレーション機能ではPS2タイトルは提供していくという構図を見せつつある。