サイバーパンク犯罪捜査ゲーム『Nobody Wants to Die』さっそく好評集まる。“雰囲気抜群”近未来都市で繰り広げられるSF探偵ノワール

パブリッシャーのPLAIONは7月17日、サイバーパンク犯罪捜査ゲーム『Nobody Wants to Die』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作Steam版はリリース後さっそく好評が寄せられ好調な滑り出しとなっているようだ。

パブリッシャーのPLAIONは7月17日、サイバーパンク犯罪捜査ゲーム『Nobody Wants to Die』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外コンソール。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応している。本作Steam版はリリース後さっそく好評が寄せられ好調な滑り出しとなっているようだ。

『Nobody Wants to Die』はサイバーパンクな世界観をもつ犯罪捜査アドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは2329年のニューヨーク。技術進歩の結果、人類は自身の記憶や意識をメモリーバンクに預けることで身体のみを交換することが可能となっている。そうして死が過去となった世界で、プレイヤーは殺人を犯した人間の正体を追い、トランスヒューマニズムと不死の持つ危険性に迫っていくことになる。

プレイヤーは刑事ジェームズ・カーラとなり、若き警官サラ・カイと協力しながら都市の支配層を狙う連続殺人鬼を追うことになる。ジェームズは時間を操るデバイスなど高度な技術を利用可能。時間を巻き戻し、事件現場で起こったことを再現しながら手がかりを集めていく。そうして殺人鬼を追ううちに、ジェームズは支配層に牛耳られた、巨大都市の抱える闇にも迫っていくのだ。

本作Steam版は最大同時接続プレイヤー数が約1000人を記録(SteamDB)。またSteamユーザーレビューでもさっそく好評を博しており、本稿執筆時点で約140件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ノワール映画を彷彿とさせるようなシニカルでハードボイルドな語り口や、消え去りつつあるモラルや善と悪の概念にスポットを当てたストーリーラインが好評を得ているようだ。

また本作で描かれる2329年のニューヨークのビジュアルの品質も好評。「ブレードランナー」や「オルタード・カーボン」といった、名作サイバーパンク映像作品と雰囲気が近いとする声も見られ、サイバーパンク作品のファンからも評価が寄せられているようだ。なお日本語ユーザーからは、本作の日本語翻訳の品質も安定したものになっていると高い評価を獲得している。

 


本作を手がけるのはポーランド・ヴロツワフに拠点を置くCritical Hit Games。本作は同スタジオの初開発作品となり、Epic Gamesのクリエイター支援プログラム「Epic MegaGrants」や、ポーランド共和国文化・国家遺産省から助成金を受けながら開発が進められてきた。パブリッシャーにPLAIONを迎え、リッチなグラフィックと没入感の高いゲームプレイを伴ってリリースされた本作は、SFやサイバーパンク作品ファンのゲーマーたちからさっそく好意的に受け入れられているようだ。

『Nobody Wants to Die』は、国内向けにはPC(Steam)にて発売中。通常価格2989円のところ、リリース記念セールとして7月25日まで10%オフの2690円で購入可能だ(いずれも税込)。また海外向けにはPS5/Xbox Series X|Sでも展開されている。Microsoft StoreではXbox Series X|S向けの日本版ページもあり、国内コンソール展開も予定されているのかもしれない。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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