Nintendo Switch『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』、10月1日以降のゲーム実況動画・配信で収益化できなくなる。カイロソフト初の収益化不可ゲームに

カイロソフトは9月9日、ゲーム実況・配信に関する注意書きを公式サイト上にて公開。そのなかで、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を収益化可能なタイトルから除外すると案内した。

カイロソフトは9月9日、同社タイトルを使ったゲーム実況・配信に関する「動画配信についてご注意が必要なゲーム一覧」を公式サイト上にて公開。そのなかで、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を収益化可能なタイトルから除外すると案内した。2024年10月1日以降に新規公開される動画からが対象となる。なお、収益化を目的としないゲーム実況・配信については引き続き可能だ。

同社においては、基本的にどのタイトルも個人・法人によるゲーム実況での使用、およびプラットフォーム側が公式に提供している収益化機能の利用を認めている。そうしたなか、今回『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が対象外とされた格好だ。


『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は、「ドラえもん」をはじめとする藤子・F・不二雄作品のキャラクターたちが登場する、どら焼き屋さんシミュレーションゲームだ。Nintendo Switch向けに今年8月に発売された。本作では、町のどら焼き屋さんの店主が怪我をしてしまったことで、のび太たちがお店を手伝うことに。しずかちゃんやジャイアン、スネ夫なども加わり、日本一の和菓子屋さんへと発展させることを目指す。

本作では、さまざまな食材を組み合わせてお菓子を作ることができ、どら焼き以外にも、お餅やお饅頭、パフェなど多種多様なメニューが用意。食材は、どこでもドアやタケコプターなどのひみつ道具を使って探しに行き、探索を通じて獲得できる。お客には、「キテレツ大百科」や「パーマン」「エスパー魔美」などのキャラクターが登場。彼らにお菓子を販売しながら、お店を拡張したりひみつ道具を配置したりとカスタマイズして、評判を高めていくのだ。


カイロソフトのタイトルにおけるゲーム実況・配信については、個人だけでなく法人所属タレント・インフルエンサーを含め自由におこなうことができ、また使用の際の報告も不要とされている。さらに、YouTubeなどのプラットフォーム側が公式に提供している収益化機能の利用も認められている。

ただ今回、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が唯一収益化の対象外に指定された。理由については明らかにされていないが、本作は同社タイトルとしては珍しいいわゆる版権モノ。株式会社藤子プロから許諾を得て制作・販売されていることが関係しているのかもしれない。

『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は、Nintendo Switch向けに発売中。本作を使ったゲーム実況・配信による収益化は、2024年10月1日以降に新規公開される動画から不可となる。なお、同日までに配信された動画については影響はないとのこと。また、収益化を目的としない本作のゲーム実況・配信は引き続き可能だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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