マルチ対応ベルスクローグライト『Lost Castle 2』さっそく大賑わい、ただし課題もあり。開発元はアプデで改善を掲げる
デベロッパーのHunter Studioは7月25日、『Lost Castle 2』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。早期アクセス配信開始後、さっそく本作は多くのプレイヤーを集めているようだ。
『Lost Castle 2』は2D視点で描かれるベルトスクロール制のローグライトアクション。舞台となるのは国境の山奥にある謎の要塞ダークキャッスル(Dark Castle)。そこには数多くのモンスターと財宝が存在していた。そしてそのすべてがダークキャッスルに隠された秘密があることを示している。プレイヤーはダークキャッスルに挑む冒険者となり、財宝と秘密を求めて冒険に出ることになる。
本作のゲームプレイはいわゆるベルトスクロールアクションとなっている。ステージの道中では押し寄せてくる敵を倒しながら進み、最後に待ち受けるボスとの戦いに挑むことになる。道中はランダムに獲得できるアイテムなどをアンロックして進む。早期アクセス時点では武器のカテゴリ6つに対して合計188個の武器が実装され、それぞれに固有の武器スキルが存在。防具や宝箱にも固有のパッシブスキルが用意されており、スキルを組み合わせることで様々なスタイルで攻略をすることができる。また本作は最大4人までのオンラインマルチプレイにも対応。フレンドなどと協力しながら冒険に挑むこともできる。
本作は早期アクセス開始後さっそく多くのプレイヤーを集めており、ピーク時には1万4000人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。本作は早期アクセス開始前にも2回のプレイテストを実施し、2024年6月には体験版イベントである「Steam Next Fest」にも出展。7月5日時点ではウィッシュリスト登録数が20万件を突破していたようだ。前作となる『Lost Castle』はSteamユーザーレビューにおいて約1万7000件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。そういった高評価作品の続編ということもあり、リリース前から多くのプレイヤーの期待を集めていたようだ。それが早期アクセス開始後の同時接続プレイヤー数にも反映されているのだろう。
Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で約680件以上寄せられており、ステータスは「賛否両論」となっている。ローグライト要素やマルチプレイ対応のベルトスクロールアクションというゲームプレイ面はおおむね好評を博しているものの、バグの多さや、現状でのコンテンツ量の少なさには不満の声も上がっているようだ。またオンライン機能が正常に利用できないという声も多い。これについては開発元いわく、想定を上回るアクセスがあった為サーバーが過負荷状態に陥ったためであるとのこと。現在はサーバー品質の向上と、オンラインプレイの安定性の向上を優先して取り組んでいるようだ。
本作は現在早期アクセス中。早期アクセス期間は約1年間を予定しており、開発の進捗に応じてこの期間は変更になる見込み。早期アクセス期間中は2か月から3か月のペースでコンテンツのアップデートが予定されている。ローカル協力プレイについては早期アクセス版では実装されていないものの、ユーザーからのフィードバックに基づき、実装の優先度を上げて開発に取り組んでいるとのことだ。現状のレビューにおける不満として挙げられていたバグの多さやコンテンツ量についても、こうしたアップデートによって次第に拡充されていくものと思われる。7月26日にはさっそくバグ修正を中心としたアップデートも配信されている。またHunter Studioによれば、正式リリースの際には価格を適度に(moderately)上昇させるようだ。
『Lost Castle 2』は早期アクセス開始中。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は通常1700円のところ、リリース記念セールとして8月8日まで10%オフの1530円で購入可能(いずれも税込)。前作『Lost Castle』とセットになった「LOST CASTLE 1 + 2 BUNDLE」も販売中だ。