『Guild Wars 2』のFree-to-Play化が発表、大作オンラインゲームの基本無料化が続く

米国のゲームデベロッパーArenaNetは、2012年から運営している大作MMO『Guild Wars 2』のFree-to-Play化を発表した。プレイヤーは公式サイトからクライアントをダウンロードし、同作のコア部分を基本無料でプレイすることができる。ただし今年10月にリリース予定の拡張パック「Heart of Thorns」は有料になるという。なお数日前に海外メディアIGNがF2P化のアナウンストレイラーを誤って公開しており、すでに同作の基本プレイ無料化は広く知られていた。

『Guild Wars 2』はパッケージ版やダウンロード版が定価39.99ドルから49.99ドルにて販売されてきた。「Gem」と呼ばれる有料ポイントを購入し、キャラクターや装備の外見を変更するアイテムを購入するという要素も存在していたが、月額のサブスクリプション等は存在しないパッケージ買い切りのMMOだった。海外メディアPC Gamerの取材に応えたArenaNetのプレジデントMike O’Brien氏は、今回この「Gem」のシステムには手を加えていないと明らかにしている。

コア部分が無料化され誰でも遊べるようになった一方で、今年1月に発表された「Heart of Thorns」は有料のままだ。『Guild Wars 2』初となる10人で挑戦できるレイドなどを収録した拡張パックは、スタンダード版が49.99ドル、デラックス版が74.99ドル、ウルティメイト版が99.99ドルにて販売されている。基本無料プレイのMMOで拡張パックがここまで高額なのは珍しいが、O’Brien氏は「もし人々が『Guild Wars 2』を愛しているのなら、彼らが拡張パックを買おうとするだろうと信じている」と伝えている。

なお公式FAQによれば、パッケージ版を購入したプレイヤーには「Core Guild Wars 2 Account」が与えられる模様で、キャラクタースロットやコンテンツへのアクセス条件などで優遇されている。無料プレイヤーは拡張パック「Heart of Thorns」を購入することで、「Core Guild Wars 2 Account」とほぼ同等の条件にてゲームをプレイできるようになるという。

一部タイトルが月額サブスクリプションやパッケージ買い切り型のビジネスモデルを続けている一方で、2012年には『The Secret World』や『Star Wars: The Old Republic』が、2013年には『Rift』や『TERA』が相次いでF2P化している。今年3月には『The Elder Scrolls Online』も月額サブスクリプションを廃止した。発売から十年ほどが経過した老舗MMOではなく、1年や2年前に新作としてリリースされたMMOがF2Pに、というのも珍しくない。今回の『Guild Wars 2』の選択により、大作MMOがまた一つF2Pの道へ進んだことになる。

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