『Diablo3』のAuction House終了に見る今後の方向性

 

先日『Diablo3』の記事でさんざん Auction House のことを書いた後にこの仕打ちです。しかし、間違いなく期待を持たせてくれる内容です。まずは下記公式サイトをご覧ください。重要なメッセージが2つあります。

Diablo III Auction House Update

1つ目は「it ultimately undermines Diablo’s core game play: kill monsters to get cool loot.」です。「ハックはスラッシュからもたらされる」と明言したに等しいでしょう。当然ながら、今までの damn loot が 99% の状況がそのままでは成立しません。

2つ目は「Loot 2.0 system being developed concurrently with Reaper of Souls」です。まず、「拡張まで待つのかよ……」というのは置いておきましょう。「Loot 2.0」に関しては既にリーク情報が出回っていますが、『Reaper of Souls』は2014年リリースです。当然ながら、根本的な変更は十分にありえます。そして、『Reaper of Souls』そのものが延期する可能性も0ではありません。

「Loot 2.0」については、以前より公式フォーラムの「中の人発言」である Blue Post 等で言及されていたものです。また、Auction House に関しても、さまざまな場所で多くの議論が交わされてきました。しかし、「システムを終了させ、新たなものとして作りなおす」という記事が、公式サイトの 更新として(しかも動画つきで!)行われたということは、いち開発者の言ではなく、『Diablo3』というコンテンツからの明確なメッセージの発信とな ります。

ここからどのようなデザインになるのか、現時点では「ルートシステムの改善」以外は不明瞭です。また、内容が変更される可能性も多々あるでしょう。 「Loot 2.0」が「『Diablo3』のルートシステム改善案」なのか、「ルートシステムの概念自体を2.0へと引き上げる」ものなのか、後者であることを願っ てやみません。