トランプ米政権、“国境の壁建設テトリス”をひっそり削除。テトリス社の“怒りの声明”から数日後に

アメリカ合衆国ホワイトハウスが公開するミニゲーム集サイトARCADE.GOVから『テトリス』風ゲーム「Build the Wall」が削除された。

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アメリカ合衆国ホワイトハウスが公開するミニゲーム集サイトARCADE.GOVから『テトリス』風ゲーム「Build the Wall」が削除された。5作品公開されていた本サイトは現在4作品のみが公開されている状況となっている。同作を巡っては、The Tetris Company(テトリス社)が9月5日、一切関与していないと発表し、同社は著作権の侵害については重く受け止めるとの立場も示していた。

ホワイトハウスは9月4日にARCADE.GOVなるサイトを公開。トランプ政権が行っていることを体験していくようなミニゲーム集サイトであり、有名作品に酷似したゲーム内容やセガのロゴを模したデザインや『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のBGMを利用したXでの告知などが物議を醸していた(関連記事)。今回削除された「Build the Wall」は南部の国境に壁を建てるゲームであり、『テトリス』のミノを回転させ積んでいくが、ラインを揃えてもミノは消えず、南部から押し寄せるゾンビを弾くとスコアが加算されるといった内容であった。

そんな同作について、The Tetris Companyが声明を発表。同社は落ちものパズル『テトリス』の知的財産権や商標を管理する会社だ。『テトリス』の生みの親であるAlexey Pajitnov氏と実業家のHenk Brouwer Rogers氏によって設立され、全世界の『テトリス』ゲームに対してライセンスの付与をおこなっている。

同社は9月5日、「Build the Wall」について作成に一切の関与をしていないと表明。著作権侵害を深刻に受け止めるとの立場を伝えていた。同社は分断ではなく連帯の力を信じており、『テトリス』ファンのコミュニティには心より感謝しているとも綴っていた。(関連記事)。

現在のARCADE.GOV。「Build the Wall」が削除され4作品が公開されている。

こうした状況の中、「Build the Wall」のみがホワイトハウスのミニゲーム集から削除された。タイミングとしてはテトリス社の声明を受けての対応とも考えられるが、具体的な因果関係は不明である。この件に関してはForbesなど海外メディア各社が報じているが、現時点で各社の問い合わせについてホワイトハウス、テトリス社の双方から回答はないようだ。

ちなみに残りの4つのゲームについては引き続き公開が続けられており、『Flappy Bird』風の「Flappy Bill」やスネークゲームを模した「Rio Run」などは現在もプレイができる状況。セガのロゴなどを模した告知投稿も削除されておらず、あくまでも権利元であるテトリス社から声明のあった「Build the Wall」のみが削除されたにとどまる。

ホワイトハウスはこれまでにもゲーム関連の著作物を無断で用いた広報を繰り返してきた。具体的には、『ぽこ あ ポケモン』や『Wii Sports』、『どうぶつの森』などの映像やロゴが使用されてきた(関連記事1関連記事2関連記事3)。これまでも著作物を用いられた企業が関与を否定する発表をおこなうことはあったものの、ホワイトハウスが投稿などを取り下げた事例は少ない。今後もホワイトハウスが同様の広報活動を続けていくのか、また著作物を無断使用された各社がどのような動きを見せるかも注目される。

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Genki Hashimoto
Genki Hashimoto

インディーメインに一人称酔い意外は全てを愛するゲーマー。趣味は翌週のsteamリリース全チェック。

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