『グランド・セフト・オートVI(GTA 6)』だけで、「今年のコンソール市場が強烈に底上げ」との予測。世界の買い切りゲーム売上が“約18%”も伸びそう

たった1本の作品が、2026年のコンソールゲームの市場規模を底上げする可能性があるとの見立てが示されている。

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11月19日に発売を予定している『グランド・セフト・オートVI(GTA 6)』。発表から実に数年にわたって注目を集め続け、大きなヒットが期待されている本作は、2026年のコンソールゲームの市場規模を底上げする可能性があるとの見立てが示されている。

『GTA 6』は、Rockstar Gamesが手がける人気オープンワールドクライムアクションゲーム『グランド・セフト・オート』シリーズの最新作だ。本作の舞台となるのは、米国の架空の州であるレオナイダ州。過去作『グランド・セフト・オート:バイスシティ』などに登場した都市・バイスシティを擁する州であり、シリーズ最大級に進化した規模と没入感が表現されるという。

本作は6月25日から予約販売が開始されている。これまでの予約済みの本数については明らかにされていないものの、Take-Two InteractiveのCEOを務めるStrauss Zelnick氏は、「前例がなく驚異的(unprecedented and astonishing)」であると表現。また市場分析会社のNewzooは、予約開始の初週だけで全世界でおよそ2億6000万ドル(約410億円)売り上げたと推計。また別の調査会社Sensor Towerによれば、発売日までに約2500万本、およそ20億ドル(約3200億円)の収益を上げると見積もられている(GameIndustry.biz)。

こうした莫大な売上は、ゲーム市場全体にも大きな影響を与えると考えられている。Newzooが公開した「2026 Global Games Market Report」によると、今年のゲーム業界の市場規模は前年比6.1%増で2139億ドル(約34兆円)に達し、PC・コンソール・モバイルのすべてのプラットフォームおよびすべての主要地域で成長が見込まれると予測されている。プラットフォーム別の内訳としては、PCが21%、コンソールが22%、モバイルが57%となっている。このうち、コンソールのフルゲーム支出に絞った場合には+17.5%と、他のどのビジネスモデルよりも高い成長を遂げる見通しである。これは言わずもがな、PS5/XBOX Series|S向けにリリースされる『GTA 6』の影響によるものだとされている。

ちなみに、過去のNewzooが発表した2025年の統計によれば、いわゆるロングテールに属するトップ20圏外のゲームが、PC・コンソール・モバイルのいずれのプラットフォームでも、プレイ時間・収益がともに過去4年間で最高を示していた(関連記事)。一方で、今回発表された分析を見るに、今年は『GTA 6』の存在により、上位の作品が占める各指標の割合が上昇する可能性が高い。

なお本作は、『グランド・セフト・オートV』や『レッド・デッド・リデンプション2』などRockstar Gamesの過去作と同様に、PC版が後発でリリースされると見込まれている(関連記事)。PC版がのちに発売されるとすれば、その際にはPCプラットフォームについても数値を大きく揺さぶることになるのだろう。

ところで、『GTA 6』の久しぶりの新映像が日本時間8月28日にNetflixでプレミア公開され、YouTubeおよび公式サイトでも公開される予定となっている。一方、先日発生したゲームプレイ映像のリークに対して、公式は声明を発表(関連記事)。こうした出来事が予約本数や発売後の売れ行きにどのような影響をおよぼすのかについては、さらなる分析を待つ必要がありそうだ。

グランド・セフト・オートVI』はPS5/Xbox Series X|S向けに2026年11月19日に発売予定だ。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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