須田剛一氏の新作『ロミオ・イズ・ア・デッドマン』、「酷評レビュー」をあえて宣伝トレイラーに載せて困惑される。しかも満点レビューは載せない

グラスホッパー・マニファクチュアは7月4日、『ロミオ・イズ・ア・デッドマン』の「低評価」まで紹介するアコレードトレイラーを公開した。

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グラスホッパー・マニファクチュアは7月4日、アクション・アドベンチャーゲーム『ROMEO IS A DEAD MAN(ロミオ・イズ・ア・デッドマン)』のメディアレビュースコアを紹介するアコレードトレイラーを公開した。「低評価」まで紹介する豪快な映像に、困惑と称賛が集まっている。

『ROMEO IS A DEAD MAN』は、とある事件によって分断され消失してしまった宇宙を舞台とする三人称視点アクションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Windows)/PS5/Xbox Series X|Sで、2月10日に発売された。本作の主人公となるのは、FBI時空特別捜査官・通称「時空警察」のロミオ・スターゲイザー。デッドギアと呼ばれる“超クールなマスク”の装着によって死の淵から引き戻された彼は、マルチバースに存在する最重要指名⼿配犯たちを追跡すると同時に、恋⼈ジュリエットの突然の失踪にも直⾯することとなる。

ゲームは章仕立てで進行し、ロミオは捜査を進める中で、時空を跨いで跋扈する凶悪犯たちと対峙する。本作では、複数用意されたカタナ系の近接武器と銃系の遠隔武器を切り替えながら戦う、血しぶき飛び交うブラッディアクションが特徴。蓄えた敵の血を解き放って繰り出す特殊攻撃ブラッディサマーでは、周囲の敵を巻き込む強力な一撃を放つことができる。発動後も攻撃を重ねることで再びゲージを溜められるため、敵集団へ踏み込みながら攻勢を途切れさせずに戦えるのだ。

そんな本作のアコレードトレイラーが7月4日、公式YouTubeチャンネルにて公開された。アコレードとは称賛などを意味する言葉で、通例ではメディアレビューやスコアを紹介することでゲームの高評価ぶりをアピールする動画となることが一般的だ。

本作のアコレードトレイラーでも、はじめに高評価スコアをずらりと披露。10点満点、星5つで満点といった風に採点方式はメディアによってまちまちながら、各メディアから高い評価が寄せられている。一方でIGNの10点中7点というやや高評価ぐらいのレビューが登場し、1分40秒あたりからはB評価のレビューが続く構成だ。ただしそれでも引用されたレビュー内容では称賛が綴られている。しかし、終盤では「Not really pleasant to play(プレイしていてあまり楽しくない)」という一文とともに10点中4点の辛口評価を付けたGamekultのレビューが紹介。そのレビューをロミオがぶった斬るかのような映像が印象的なトレイラーとなっている。

高評価も低評価も包み隠さず紹介する一風変わったメディアレビュー紹介となっているわけだ。なお本作の公式では過去に同様のメディアレビューの紹介を既に行っている。その際にも、最初は高評価レビューが並んでいたものの、徐々に低評価なレビューも現れ、幅広い評価を堂々と紹介していた(関連記事)。

公式がメディアレビューを紹介する際には基本的には高評価なものが選別されることが一般的。このように“幅広い”意見が隠すことなく紹介されてきた点には、ユーザーの笑いを誘うとともに、称賛の声も寄せられている。今回のアコレードトレイラーにも「グラスホッパーらしい」「度胸がある」などの好意的なコメントが多く確認できた。

なお、トレイラー内では満点評価となるレビューは紹介されていなかったものの存在はしており、トレイラーを告知するXのポストに対してNetto’s Game Roomが「私たちは選ばれませんでしたが、5つ星の評価です(We didn’t make the cut, but we gave it 5 stars, our “Essential” rating!)」という内容とともにレビューリンクを載せている。10点満点中4点のメディアもあれば満点をつけるメディアもあることからは、改めて本作の尖った作風がうかがえるだろう。

ちなみに本作を手がけるグラスホッパー・マニファクチュアの代表、須田剛一氏は過去に海外メディアGamesIndustry.bizのインタビューや弊誌のインタビューにて「重要なのは遊んでほしいと思うゲームを人々に遊んでもらうこと」であると言及。メディアレビューよりもユーザーレビューを重視していることを伝えていた。

そういった観点では、執筆時点でSteamのユーザーレビューで約2000件のうち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。またPSストアにおいても約1600件の評価で5点中4.62点を獲得しており、メディアレビューでは一部スコアが低めのメディアもある一方、ユーザーからはしっかりと好評が寄せられているわけだ。堂々と“低めのメディアレビュー”を紹介している背景には、そうしたスタジオ方針もあるのかもしれない。

なお本作では6月24日に無料コンテンツアップデート「ROMEO’S UPDATED MAN」を配信。コスチュームチェンジやフォトモードが追加された。またグラスホッパー・マニファクチュアからは、2026年内に未発表の新作タイトルをもう1本リリースする計画があるという。本作だけでなく、スタジオ全体の動向にも注目していきたい。

ROMEO IS A DEAD MAN(ロミオ・イズ・ア・デッドマン)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。Steamでは7月10日午前2時までサマーセールにて20%オフの税込4400円で購入可能だ。ちなみに『Hotline Miami』シリーズとのバンドル販売も実施されており、単体購入よりもお安く計3本を税込4297円で購入できる。

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Genki Hashimoto
Genki Hashimoto

インディーメインに一人称酔い意外は全てを愛するゲーマー。趣味は翌週のsteamリリース全チェック。

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