工場建設ローグライトTD『ShapeHero Factory』Steamにて5月31日体験版公開へ。ラインを構築してヒーローを生産し、大厄災を迎え撃つ

アソビズム(asobism)は5月16日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーロー ファクトリー)』体験版をSteamにて5月31日に公開すると告知した。同作はPC(Steam)向けに2024年第3四半期リリース予定。

アソビズム(asobism)は5月16日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーロー ファクトリー)』体験版をSteamにて5月31日に公開すると告知した。同作はPC(Steam)向けに2024年第3四半期リリース予定。体験版ではゲームプレイの一端が確認できるようだ。また本発表にあわせて、新トレイラーも公開されている。

『ShapeHero Factory』は、工場でヒーローを生産して大災厄へ立ち向かう、工場ビルドローグライトタワーディフェンスゲームである。本作の舞台では、魔導書に封じられた「大厄災」の復活が迫っていた。ある一族の末裔である主人公は、復活の兆しに気づき、大厄災の再封印を試みる。魔法のスクロールから生まれる小さなヒーローたちの力を借りて、魔導書の奥深くにいる大厄災と戦おうとする。机の上に広がった真っ白なスクロール上での小さな戦いが描かれる。

主人公は、妖精「ミニオン」たちの力を借りてヒーローを生産し、大厄災へ立ち向かっていく。本作の主人公には直接的な戦闘能力やユニットを指揮する力は備わっていない。一方敵はウェーブごとに襲来。ゲートを破壊しようと、大厄災の眷属たちが多数現れる。そこで本作では、工場の整備によって戦いを展開する。スクロール上では、図形をコンベアによって運び、妖精にキャンバスで組み立ててもらうと、ヒーローを作成できる。本作ではヒーロー製造ラインを整備し、多数のヒーローを生み出すことで、大厄災を再封印するのだ。


システムとしては、本作では図形の組み合わせによってさまざまなヒーローが作成できる。たとえば◯と△で人間。◯と□で妖精。人間に□を組み合わせると盾兵が作成可能。さらにヒーロー同士を合成すると、上位のヒーローも作成できるという。また強化要素としては、本作では戦闘勝利時にランダムな報酬が獲得できる。報酬としては、設備(アーティファクト)のアンロックや既存設備のアップグレードなどが用意されている。選択を繰り返して設備やラインを強化し、強力なヒーローを生み出すことで、激化していく敵の攻撃に対抗するのだろう。そのほか本作では、恒久的な強化要素も用意されている。ゲーム終了時に入手できる経験値によって能力を解放すると、少しずつ主人公の力が強大になっていくそうだ。


本作は国内のゲーム開発会社アソビズムが開発している。同社は『城とドラゴン』や『ドラゴンポーカー』など、主にスマートフォン向けにゲームを展開してきた。そんな中2021年にローグライクゲーム『ビビッドナイト』を買い切りタイトルとして発売。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1515件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。なお発売直後には、売れ行きの好調を受けて追加開発が実施され、無料アップデートが配信されていた。

本作『ShapeHero Factory』は、『ビビッドナイト』メインプログラマーを担当していた開発者が、企画・ディレクションを担当。工場や自動化、ローグライト、タワーディフェンスなどを融合させたゲームとして、開発が進められてきた。今回の体験版においては、詳細は不明ながらゲームプレイの一端が体験できるようだ。なおアソビズムの作品としては、『ビビッドナイト』に続く新作『ビビッドワールド』や侵略撃退RTS『Live Hard, Die Hard』も開発中となっている。

『ShapeHero Factory』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期リリース予定。体験版はSteamにて5月31日公開予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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