森をさまようローグライクカードRPG『水星汐』5月3日発売へ。カードの組み合わせと決断を重ねる冒険譚、行く先に待つ帰路と世界の秘密

 

個人ゲーム開発者のRenka氏は4月23日、『水星汐』を5月3日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。発表にあわせて、PVも公開されている。


『水星汐』は、森をさまよい世界を探索していく、ローグライクカードRPGである。本作の主人公は、森をさまよう旅人だ。本作で旅人は、仲間や資源を集め、敵と戦いながら世界を探索。帰るべき道や世界の秘密へと迫っていくという。本作でプレイヤーは旅人の視点から、カードを使って探索を進めていく。ゲームプレイにおいては、カードの組み合わせによって行動。キャラクターカードとエリアカードを組み合わせると探索、キャラクターカードとアイテムカードを組み合わせてツールを合成するなど、カードを動かすことでゲームを進めていくようだ。フィールドやキャラクターなどが、カード形式で表現されているのだろう。


要素としては、本作にはレアリティの設定されたキャラクターが数十名存在。彼女たちには、それぞれ異なるスキルや補助スキルが設定されている。探索中に発生する敵とのバトルでは、そうしたスキルも重要になるようだ。また本作では、戦闘後や探索中などにアイテムを獲得できる。アイテムを合成して、ツールや料理を作ることでキャラクターが成長。さらに探索が進められるようになる。本作では、探索や戦闘と成長を繰り返す中で、謎めいたストーリーが繰り広げられるのだろう。

 


本作を手がけているのは、個人ゲーム開発者のRenka氏だ。過去作としては、2022年11月に『サンセット・ルート』、2023年2月に『フラッシュバック』をリリース。2023年6月に配信開始された『白夜夢』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー161件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。短いゲームプレイの中で、ランダム性のあるゲームプレイや断片的なストーリーを描いてきた。

本作『水星汐』は、これまでよりも大きなゲームになっているという。2023年6月の投稿によると、『白夜夢』ではストーリーコンテンツが一部に集約されてしまい、あまり良い体験とはいえなかったとのこと。規模の小さいゲームでは要素の兼ね合いが難しいため、より大規模なゲームを開発。以前の作品よりもさらに充実したゲームになっているようだ。これまでよりもパワーアップしたゲームプレイに期待したい。


『水星汐』は、PC(Steam)向けに5月3日発売予定だ。