ケモミミ和風アクションRPG『Yokai Tales: Fox』発表。人に囚われた妖怪を助ける、キツネ娘のファンタジー冒険活劇

 

デベロッパーのSilkroad Studiosは3月28日、『Yokai Tales: Fox』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。またコンソール向けにもリリース予定だ。


『Yokai Tales: Fox』はオープンワールドアクションRPGだ。舞台となるのは和風ファンタジーの世界である。その世界ではかつては自由に妖怪たちが暮らしていたが、あるとき人間が精霊の魂から力を取り出すSilkpunkと呼ばれる機械を発明。妖怪は人間に捕獲されるようになり、急速に数を減らしていた。主人公となるのは、妖狐の最後の生き残りであるというLionnaだ。プレイヤーはLionnaとなって、囚われの身となった妖怪たちを救出。妖怪たちが安全に暮らせる地を築き、九尾をもつ狐神となることを目指す。

本作の世界は多くの謎と戦いで満ちているという。パルクールアクションで軽快にフィールドを駆け回りつつ、人間の兵士や敵対的な妖怪と戦闘していくことになるようだ。またLionnaの装備としてさまざまな種類の武器や防具、呪文などが用意されるという。装備の組み合わせによって、プレイスタイルをカスタマイズしていくことができるとのこと。装備を集めてLionnaを強化しつつ、妖怪たちを助けていくことになるようだ。

また本作には拠点建設要素も存在。助けた妖怪たちが安全に暮らせる村を作っていくことになるという。家や装飾用アイテムなどを好きな場所に配置し、自分だけの集落を作れるようだ。救出した妖怪たちは恩返しに、武器や防具をクラフトしたり呪文を教えたりしてくれるという。またときには世界の秘密について教えてくれることもあるそうだ。

 


Lionnaの旅路では、選択を求められることもあるとのこと。下した決断は人類の運命や人間と精霊の共存の可能性に影響を与えることになるという。人間と戦い続けるのか和平の道を探すのかといった選択が迫られることになるのかもしれない。また公開されたスクリーンショットでは、場面によってLionnaの尻尾の数が変わっている。ストアページの説明によると、冒険ではLionnaが不器用な子どもから狐の女神に成長するまでが描かれるとのこと。Lionnaの成長にあわせて尻尾の数が増えていき、徐々に九尾の神に近づいていくことになるのかもしれない。

本作を手がけるSilkroad Studiosがデンマーク・コペンハーゲンに拠点を置くゲームスタジオだ。システムに重きを置いてゲーム開発をしているといい、本作の制作にあたっては『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』やスタジオジブリの作品から影響を受けているという。スタジオとしてゲームを開発するのは本作が初めてとのこと。


ちなみに本作は2月7日に、スウェーデンのインディーゲームPR会社Neon Noroshiの日本語Xアカウントにて、Project Foxtaleとして披露。日本のプレイヤーの意見が聞いてみたいとしてプレアルファ版のプレイ動画が公開され、本稿執筆時点で5000を超えるいいねを集めるなど注目を集めていた。今回本作のSteamストアページが公開され、正式タイトルなどが明かされたかたちだ。

『Yokai Tales: Fox』はPC(Steam)およびコンソール向けに配信予定だ。