個性的パン職人アクション『エル・パナデーロ ~沈黙のパン屋さん~』12月8日配信へ。メキシコのパン屋さん、人喰い植物生命体に怒りの鉄拳放つ

 

デベロッパーのSketchy Cevicheは11月6日、横スクロール・アクションゲーム『エル・パナデーロ ~沈黙のパン屋さん~』を12月8日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)で、価格は1200円(税込)。ゲーム内は日本語表示に対応する。


『エル・パナデーロ ~沈黙のパン屋さん~』は、メキシコのパン職人が戦う2D横スクロール・アクションゲームだ。ローカルでの2人協力プレイにも対応。本作の世界では、人喰い植物生命体が突如出現し、舞台となるバヒオ地方グアナファト州のとある街は混沌に包まれる。また主人公の店舗は瓦礫と化し、大事なお客さんは食べられてしまった。そして怒りに震えるパン屋さんは妻と共に、この宇宙からの侵略者に立ち向かうこととなる。

本作には、コロニアル様式の建築で有名なメキシコの街から宇宙戦艦まで、さまざまな環境をもつ20種類以上のステージが収録。プレイヤーは、パン職人の旦那もしくはその妻から選択しプレイする。基本的なアクションは両キャラクター共通だが、旦那はパワータイプ、妻はスピードタイプとなる模様。近接攻撃では旦那はパンチを放ち、妻は麺棒を振り回す。


ステージでは、奇怪な姿をした多彩なタイプの人喰い植物生命体が待ち受けており、プレイヤーは足場を移動しながら戦う。敵に接近すると先述した近接攻撃を繰り出し、距離がある場合は遠距離攻撃に変化。敵の種類によっては、近接攻撃でしかダメージを与えられないものもいるようだ。また遠距離攻撃は、ステージ内でアイテムを入手することで別の種類に切り替わる。

ゲーム全体のボリュームとしては、40分から1時間程度でクリアできるものになるという。アクションゲーム初心者から本格派ゲーマーまでストレスなしで楽しめるとのこと。また、リプレイ性の高いゲーム構成も特徴だそうだ。スコアを稼ぐ要素も用意される。


本作の開発元Sketchy Cevicheは、東京在住のインディー開発者Arturo Borja氏の個人スタジオだ。同氏は、1980~90年代にゲームセンターに溢れかえっていたタイプのゲームをこよなく愛しているそうで、本作はひとりで制作。独特のビジュアルは、ペンで紙に落書きをした絵をベースに、数百枚にも及ぶカットの手描きアニメーションでの“カートゥーンバイオレンス”として表現したとのこと。またBGMに関しては、メキシコのアーティストPalmasurとNeko Milkshake、また東京をベースに活動する南アフリカ出身の音楽プロデューサーGhostpopsとのコラボし、15曲以上を収録するそうだ。

『エル・パナデーロ ~沈黙のパン屋さん~』は、PC(Steam/itch.io)向けに12月8日配信予定。12月15日まではローンチセールとして15%オフで販売される。また、両ストアでは現在体験版が配信中だ。


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