スーパー経営ライフシム『Discounty』発表。寂れた港町、店舗経営で利益を上げて風変わりな住人たちと交流

 

パブリッシャーのPQubeは11月1日、『Discounty』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Discounty』はスーパー経営RPGだ。本作の舞台となるのは、人口が減少し荒れ果ててしまった港町Blomkest。プレイヤーは、この町唯一の食料品店の経営を任されることになる。商品整理やレジ打ちなど、店舗運営業務をこなしてスーパーの経営を立て直すことを目指すのだ。

まずは開店前にさまざまな準備をおこなう必要がある。本作ではブロック状の商品棚を配置して、店舗内の通路をデザインすることができる。そして棚の上に品物を配置することで、商品レイアウトも自由に変えることが可能だ。また店に訪れる顧客たちには“個性”があるといい、これによって店内での顧客の行動パターンが分類されているようだ。このパターンを参考にして、より効率的な商品の配置をおこなっていこう。

このほか開店前の準備では、倉庫の整理整頓や商品補充、店舗の清掃などもおこなう必要がある。準備が完了してプレイヤーが店を開けば、顧客が店にやってくる仕組みとなっているようだ。


スーパーの営業中では、プレイヤーは主にレジ打ちをおこなうことになる。顧客がレジまで商品を持ちこんでくるので、素早く精算をこなしていこう。実際のゲームプレイでは、下記画面左側に表示される値段表を見ながら、レジの電卓に入力することが求められるようだ。また顧客には満足度のようなものが存在しており、待ち時間や会計の正確さなどがそれに影響を与える様子だ。トレイラーでは、会計の際に不満を表現している顧客がみられる。スーパーの利益を上げるためには、満足度も重要となりそうだ。

利益を上げれば、店舗を拡大することも可能。広いスペースにより多くの商品を配置して、さらに利益を上げることができるようだ。一方、スーパーが成長しすぎると、住民からの反感を買ってしまうようだ。バランスのいい経営が求められるのかもしれない。


また店の営業時間外には、自由に町を探索して風変わりな住人たちと交流することができる。住人の中には製造業者なども存在。彼らと仲良くなると取引が可能となり、新たな商品を仕入れることができるようだ。また舞台となる港町には、謎が隠されているとのこと。住人たちとの交流を通して、この謎を解き明かしていくのも本作のゲームプレイのひとつとなる。

本作を手がけるのは、デンマークに拠点を置くCrinkle Cut Gamesだ。本作は同スタジオの1作目として2023年3月に発表された。なお同スタジオは2021年ごろに『Storie』を発表している。グラフィックが似ていることから、本作の前身となっている作品と見られる。それから継続して開発がおこなわれ、この度パブリッシャーのPQubeより正式発表されたかたちとなる。

『Discounty』は、PC(Steam)向けに発売予定だ。