ディストピア・コロニーシム『Ascent of Ashes』11月16日早期アクセス配信開始へ。エイリアンからならず者まで巣くう星で、生存者集団の過酷なリアルタイム戦術サバイバル


パブリッシャーCamlann Gamesは9月27日、『Ascent of Ashes』の早期アクセス配信を11月16日に開始すると発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。ゲーム内は日本語表示にも対応予定だ。

『Ascent of Ashes』はサバイバル・ストラテジーゲームだ。本作の舞台は、人類が地球外の星を居住地とした遠い未来。そこは、高度に発達したAIと人類の間での紛争が勃発した過去があり、ディストピアともいうべき荒廃した世界が広がっている。本作におけるプレイヤーは、生存者たちを束ねるリーダーとなり、過酷な世界で生き延びる方法を模索していくこととなる。紛争後の世界には、アウトロー、エイリアン、残存兵など、プレイヤーを脅かす存在が多数存在する。生活拠点を築くべく物資を探し求める過程で、時には敵対組織との戦闘が避けられない障害として立ちはだかるだろう。


本作のゲームプレイは、斜め見下ろし視点で一時停止可能な、リアルタイムストラテジーとして進行していく。プレイヤーは、各生存者に行動指示を出し、資源の収集や拠点の建築、探索や戦闘をおこなっていく。本作では、広大なフィールドやバイオームが、プレイ毎に自動生成されるという。フィールド内で車両を発見/修理すれば、世界を探索する上での優れた移動手段となるだろう。また、本作ではフィールド上の視界において、戦場の霧の概念が採用されている。資源の採集中に突然の襲撃を受けたり、敵対組織の目を掻い潜りながら探索を進めたりと、スリリングな状況に陥ることも予想される。

本作では、生存者たちを管理するシミュレーション要素も存在する。プレイヤーの操作する生存者たちには、それぞれに能力上の長所/短所のほか、目標や野心、恐怖や憎悪の対象といったプロフィールが存在するという。さらには病気やストレス、時には裏切りといったイベントも発生する。加えて、プレイヤーの操作する生存者集団以外にも、独自の目的や哲学をもった生存者集団も存在するとされている。交友/敵対どちらの関係を築くかなど、難しい決断を迫られる状況もありそうだ。


本作を手がけるデベロッパーは、Vivid Storm Interactiveだ。同デベロッパーは、人気コロニーシム『RimWorld』のMod開発コミュニティに参加していたメンバーにより構成されている。開発メンバーの一人Max氏は、同作により詳細な戦闘システムを追加するMod「Combat Extended」の開発者でもある。そうした背景もあり、『Ascent of Ashes』はModを開発しやすい作品としてエンジンから設計されているといい、Mod制作者向けのサポートが予定されているという。

Steamストア上の記述によれば、本作の早期アクセス配信期間は12~18か月ほどが予定されている。早期アクセス配信開始時点では、サバイバルやクラフト、探索戦闘や基地建設といった基本的要素が楽しめる内容でのリリースとなるようだ。その後正式リリースまでの間に、新たな都市マップ、拠点やアイテムの追加要素、エンドゲームシナリオを追加予定。正式リリース後の販売価格は、早期アクセス配信時よりも値上がりする予定とのこと。

『Ascent of Ashes』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに、11月16日早期アクセス配信開始予定だ。