海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』遊びやすさを改善する最新アプデ配信。QTE自動ボタン連打機能や各種コントローラー対応など

 

デベロッパーのMINTROCKETは8月18日、海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』向けに最新アップデートを配信。先日予告されていた、本作の遊びやすさの改善などを実施した。本作はPC(Steam)向けに発売中。

『デイヴ・ザ・ダイバー』は、ブルーホールと呼ばれる海を舞台にした海洋探索ゲームと、その海の近くに存在する寿司店での経営シミュレーションを組み合わせた作品だ。プレイヤーはダイバーのデイブとなり、昼間は海に潜って水中を探索。魚を獲ったり、アイテムを入手したり、あるいは凶暴な魚と戦ったりする。そして夜になると寿司店へと移動し、昼の漁で獲得した魚をもとにお店で出すメニューを決め、お客からの注文どおりに寿司を配膳するなど接客と経営をこなす。

本作は、2022年10月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、今年6月に正式リリースされた。本稿執筆時点で、Steamでは約4万8000件ものユーザーレビューが投じられ、その内の97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。そうした人気ぶりもあって、今年7月11日時点で売り上げ100万本を突破している。


今回配信されたアップデートでは、ユーザーからの要望を反映したものを含むQoL(遊びやすさ)の改善などが実施。まず、QTEイベント用に自動ボタン連打機能が導入された。同機能をONにすると、ボタンを1つ押し続けているだけで、ボタン連打のQTEをこなすことが可能だ。これは、かなり多くのユーザーからリクエストされていた機能だそうで、アクセシビリティの観点からも歓迎される機能だろう。

またゲームパッドでのプレイにおいて、Xboxコントローラー・DUALSHOCK 4・DualSense・Switch Proコントローラーといった、各コンソールの標準コントローラーが自動認識、もしくは設定で任意に選択可能になった。これによりゲーム内のボタン表記が、各コントローラーに対応したものが表示されるようになる。なおSteam入力を使用している場合は、Xboxコントローラーとして自動認識されるそうだ。このほか、ゲームパッド使用時にマウスカーソルが表示される問題が解消されている。


全体的な最適化の向上も実施。この結果、従来よりも低いスペックのデバイスで、本作をプレイできる可能性があるとのこと。また、リソース配置の見直しにより、本作ゲーム本体およびパッチのデータ容量が削減された。

UIの表示サイズに関しても、ユーザーからの要望を受けて全体的に調整。これはSteam Deckのような、比較的小さなディスプレイでのゲームプレイを想定した調整でもあるそうだ。なお、本作のSteam Deckとの互換性は“確認済み”である。

インベントリにはソート機能が追加され、保有アイテムを確認しやすくなった。獲得した日・重量・名前・ランク・量にて並び替えることができ、ダイビング中に不要なアイテムを捨てる際にも役立つだろうと説明されている。また縦長のリスト画面では、最上部で上を押す、あるいは最下部にて下を押すと、反対側に一気に移動可能に。長々とスクロールする手間が省ける。


寿司店においては、スタッフのマキが解雇不可となるように調整。アップデート前にすでに解雇されている場合は、レベル1の状態で店に戻ってくるとのこと。また海の探索に関しては、イベント終了時に海から出ることを強制される場合や、重量上限に達した積載箱を使用する場合などのメッセージ表示が改善。特定の種類の魚に対しては、その泳ぎに関するシステムの改善もおこなわれている。

養殖場には、食材として魚を手放す際に、同じ種の魚を2匹キープしておけるオプションが追加。同じ種の魚が2匹いると交配して、さらに増やすことができる。また農場では、ジョウロが売却不可に調整。アップデート前にすでに売却していたとしても、ふたたび入手可能となる。

このほか、全体的なサウンドの改善や、各種バランス調整、バグ修正も実施。日本語環境では、タイトル画面のローカライズもおこなわれた。また上述した寿司店や海の探索時に関しては、いくつかネタバレ要素を含む改善・変更要素もあり、詳しくはパッチノートを確認してほしい。

*月刊漫画雑誌「コロコロコミック」にて、土田しんのすけ氏による本作のコミカライズが実施。8月12日より毎月連載中。


『デイヴ・ザ・ダイバー』は、PC(Steam)向けに発売中。また2023年内には、Nintendo Switch版のリリースも計画されている。