『ストリートファイター6』「ニンジャ・タートルズ」コラボ衣装真似た“自作タートルズ”が続々目撃される。がんばって作った緑のパチもん

カプコンは8月8日、『ストリートファイター6』にて「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」コラボアイテムを販売開始した。一方、コラボアイテム発売後のロビーでは、不思議なアバターが目撃されているようだ。

カプコンは8月8日、『ストリートファイター6』にて「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(以下、TMNT)コラボアイテムを販売開始した。一方、コラボアイテム発売後のロビーでは、タートルズとは何かが違う緑のマッチョが目撃されているようだ。


『ストリートファイター6』は、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作である。本作にはプレイヤーが作成したアバターが主人公となるシングルプレイ専用のストーリーモードであるワールドツアーが用意。従来どおりオフライン・オンラインでの対戦モードも存在するほか、アバターで訪れるオンラインロビー機能「バトルハブ」も登場。ほかのプレイヤーとの交流や対戦、ミニゲームを楽しめる。

そして、アバター向けにはコスチュームが販売中。先日開催された「EVO 2023」内では「TMNT」とのコラボが発表され、アバター衣装やスタンプなどが販売開始となった。一方で公式のコラボコスチュームを着ることなく“自作”でニンジャ・タートルズになりきるユーザーもちらほらと確認されているという。


上記Redditユーザーが報告したのは「タートルズ(本物)」を名乗るアバター。緑色の肌にたくましい体、背中にも何かしら背負っており、なかなかの完成度だ。青い鉢巻きを巻いているため、レオナルドだろうか。ただし隣には公式コラボ衣装のドナテロが並び立っており、見比べるといろいろとおかしい。お腹の甲羅部分は純色黄色の真ん丸ペイントだったり、短パンを履いていたり、よく見ると鉢巻きではなくネクタイだったり……再現度は高いものの、やはり本物と見比べると“パチモノ”感は否めない。

ニンジャ・タートルズ自作を試みるユーザーはほかにも存在し、下記Redditユーザーたちはラファエロを模したアバターを投稿。甲羅が籠だったり、そもそも甲羅を背負っていなかったり、鉢巻き代わりにフェイスペイントをしていたりとさまざまな表現でニンジャ・タートルズの自作に挑戦している。いずれも工夫の感じられる出来栄えながら、なぜか果敢にも公式コラボ衣装の隣で撮影されている。


ニンジャ・タートルズを自作する目的のひとつは「節約」にあるようだ。販売されている「TMMT」コラボ衣装のなかで、全身タートルズになりきれるスーツはいずれも750FC(ファイターコイン)で販売。FCはゲーム内有償通貨であり、まとめ買いによる割引はあるものの1FCあたり2円程度で販売されている。つまりコラボスーツは1つ約1500円という価格設定。タートルズ全員分を揃えると約6000円となる。

ちなみに追加キャラ4体を収録する「Year 1 キャラクターパス」は3000円で販売中。追加キャラの1人であるラシードは、350FCで販売されている。「TMNT」コラボスーツは本作追加キャラの倍以上の値段を誇っているわけだ。本作にはアバターで遊べる要素も複数あるものの、アバター用の衣装としてはなかなかの値段となっている。


ニンジャ・タートルズを自作するユーザーが現れている背景には、発売されたコラボ衣装の価格設定が高めだったこともあるのかもしれない。一方で自作されたタートルズのキャラはそれぞれ既存のカスタマイズアイテムを組み合わせて、本物に近づけるためのさまざまな工夫が凝らされている。本作のアバターカスタマイズ機能は自由度が高く、発売前の体験版の段階でさまざまなアバターが作成され注目を集めていた。

今回のスキン自作もしぶしぶおこなわれているわけではなく、アバターカスタマイズにおける新たな遊びとして親しまれている側面がありそうだ。また「TMNT」のような個性的なキャラについても、一定の再現が可能な本作カスタマイズ要素の豊富さも注目される点だろう。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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