ビデオ探索再生ホラーゲーム『ヴィデオの中に私』Steamにて5月28日配信へ。不気味なビデオテープを観察・探索し、脱出を目指す


国内の個人デベロッパー727NotHoundは5月14日、『ヴィデオの中に私』を5月28日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページなどが公開されている。


『ヴィデオの中に私』は、ビデオテープを再生して小さな部屋からの脱出を目指す、探索型ホラーADVだ。本作の主人公は、ある時気がづくと何もない小さな部屋にいた。主人公は状況を理解できていないが、人形たちが主人公に気づき、迫ってきているという。主人公は残された時間の中、小さな部屋からの脱出を目指すことになるようだ。


主人公は、ビデオの再生によって状況に立ち向かっていく。ゲーム開始時点で、主人公はプレイヤー同様に状況が理解できていない。なぜ部屋にいたのか。部屋がどういった場所で何をするべきなのか、といった事項がわかっていない状態だ。主人公が目覚めた部屋にはほとんど何もないが、床にはビデオテープが置かれており、再生用の機器も揃っている。そこで主人公はビデオテープを再生し、記録された映像の意味を考えて、解決方法を探るようだ。

4月に公開されたトレイラーでは、彼岸花の咲く夜の墓場や頭部から何かが伸びた人影など、不気味なシーンが確認できる。詳細は不明ながら、本作で主人公はビデオテープの再生によって、映像の中を探索。不気味な映像を観察して意味を探り、部屋からの脱出を目指すようだ。ビデオテープに記録された不気味な映像と、意味を探るゲームプレイが待っているのだろう。


本作を手がけているのは、国内の個人開発者・座間氏による727NotHoundだ。過去作としては、デッキ構築型3D探索サイコホラー『Photogenic Minds : Identity』や4人のキャラクターを切り替えて攻略する3D探索ホラー『国際指定怪異123号 廃村』などをリリース。2023年3月にリリースした『人形限界』では、Steamのユーザーレビュー20件中90%の好評を得てステータス「好評」を獲得している。

同氏は、『人形限界』においてはだるまさんがころんだ風の仕組みとランダム性をサバイバルホラーゲームに組み合わせるなど、独自のルールをもった作品を制作してきた。本作『ヴィデオの中に私』においても、不気味な雰囲気やルールを攻略するゲームプレイに期待したい。

『ヴィデオの中に私』は、PC(Steam)向けに5月28日配信開始予定だ。