Steam和風もふもふアクション『古今東西おきつね物語』5月22日配信へ。いたずら狐の悪霊退治、体験版も配信中

 

国内のクリエイターばやちゃお(BAYACHAO)氏は4月30日、『古今東西おきつね物語』を5月22日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1980円。発表に合わせて、Steamでは体験版も公開されている。

『古今東西おきつね物語』は、いたずら狐のコハクが変身能力を使って異変を解決していく、アクションRPG(公称)だ。本作の舞台となる和風ファンタジー世界には、かつてさまざまな土地で悪さを働く九尾の狐がいた。ある時、九尾の狐は陰陽師と対峙。戦いの末、ヤマトの国のイザナリ神社へと封印されたのだという。

本作の主人公コハクは、イタズラ好きの九尾の狐だ。イザナリ神社へ封印されているコハクは、神社で自堕落な毎日を過ごしていた。しかし、ある日いつものイタズラで本殿にあった竹筒を開けたところ、中から3体の悪霊が出現。悪霊の封印が解かれたために、なすびヶ原の都に異変が起き始めてしまう。コハクはヤマトの神イザナリに命じられ、悪霊たちを封じて都を守ることになる。イタズラ狐による異変の解決と成長が描かれてるという。

 


悪霊を解き放ってしまったコハクは、まずは何か異変が起こっていないか調査を実施。都での聞き取りの結果、行方不明になった住人を探して稲荷山へと向かっていく。本作では、基本的にはストーリーの流れに沿ってゲームが進行する。コハクは住人からの依頼や悩みを解決しながら、悪霊を封じるようだ。またコハクの行く先には、野生のモニニ(ケモノ)などが待ち受けており、接触するとダメージを食らってしまう。彼らを無視してもいいが、コハクは近距離への攻撃が可能。攻撃アクションによって相手を倒しながら、先へと進むわけだ。

さらにコハクのアクションとしては、ゲームの進行に応じて変身能力が解放される。変身能力では、コハクが異なる姿へ変化し、元の姿の時とは違うアクションが使用可能になる。具体的には、ゲーム序盤においてはコハクはモニニへ変身。モニニのジャンプアクションによって、先へと進んでいく仕掛けが用意されている。本作でコハクはさまざまな姿へ変身し、変身後の能力を活用して仕掛けなどを突破するようだ。要素としては、本作には絵馬による住人からの依頼や、釣りなども存在。セーブ時には、現在の目的を表示する機能も用意されている。

また本作には、開発者のばやちゃお氏自身が描いた、20匹以上のケモノたちが登場。コハクも含めて、登場キャラクターにはボイスも用意されている。ばやちゃお氏による可愛らしいケモノたちや、彼らとの交流も本作の特徴だろう。

 


本作を制作しているばやちゃお氏は、アニメーションやSDイラストなどを手がけてきた国内のクリエイターだ。公式サイトによると、同氏はこれまでにTVアニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」のエンディングアニメーション制作や、『Muse Dash』の楽曲「お願い!コンコンお稲荷さま 」のジャケットイラストなどを担当してきたという。

本作『古今東西おきつね物語』は、同氏の卒業制作を兼ねた作品として開発開始。CAMPFIREを通じた支援を受けつつ、2021年頃より開発が進められてきた。また本作の楽曲については、サウンドクリエイターのああああ氏が手がけている。

また5月1日からは、Steamのストアページで体験版が公開中だ。体験版においては、悪霊を1体封じるまでのストーリーが収録。筆者がプレイした限りでは、初心者向けのアクションRPGと謳われているとおり、幅広いプレイヤーが遊びやすそうなアクションが待ち受けていた。本作では遊びやすいアクションと共に、コハクの成長や可愛らしいケモノたちが描かれていくのだろう。


『古今東西おきつね物語』はPC(Steam)向けに、5月22日配信開始予定。通常価格は税込1980円となっている。またSteamでは、体験版が配信中だ。