ディズニー「トロン」のミステリーADV『TRON: Identity』4月11日発売へ。高評価ADV開発元が贈るグリッド世界探偵物語


Bithell Gamesは3月15日、『TRON: Identity』を現地時間4月11日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外Nintendo Switch。Steamストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定。

『TRON: Identity』は、映画「トロン」シリーズの世界観をもとにしたビジュアルノベルゲームだ。舞台となるのは、創造主(creator)から忘れ去られ、独自の進化を遂げたグリッド世界。主人公は、この地で起きた“前代未聞の犯罪”の解明を目的とする探偵プログラムQueryだ。プレイヤーはQueryとして容疑者たちを尋問しながら、真実に迫っていくことになる。

またゲーム内世界には、調査できる場所や発見が数多く用意。さらに多彩なキャラクターが登場するという。彼らと対話する中で、力を合わせるか拒絶するか、あるいは彼らをDerezz(消去)するかを決定しなければならない。謎の解明を目指す際には、彼らの失われた記憶を回復する必要もあるという。記憶の回復はIdentity Discの最適化によっておこなわれるそうで、トレイラーなどを見るにパズル要素として登場するようだ。

プレイヤーの決定はさまざまな形で物語に大きな影響を与えるという。トレイラーでは会話の選択肢だけでなくルート分岐も用意されていることが確認できる。また、本作には数多くの結末が用意されているそうだ。なおトレイラーでは、各シーンが3Dグラフィックとして構築されていることが確認できる。生き生きと描かれた「トロン」のグリッド世界で巻き起こる事件は、どのような顛末をたどるのか。謎の真相に期待しておこう。



本作を手がけるのはBithell Games。高評価アドベンチャーゲーム『Thomas Was Alone』の生みの親であるMike Bithell氏率いるスタジオだ。過去にはロボット刑事が主役のテキストベースADV『Subsurface Circular』などをリリース。同作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で1314件中95%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得している。ストーリーテリングにおける同スタジオの手腕は、本作にも活かされることだろう。

『TRON: Identity』はPC(Steam)および海外Nintendo Switch向けに現地時間4月11日発売予定。