『スプラトゥーン3』ハイカラシティの“アイドル消失”現象が注目される。アイドルは分身しない作り込み

 

任天堂は2月28日、『スプラトゥーン3』エキスパンション・パス所有者に向けて「ハイカラシティ」を開放した。このハイカラシティにおける、amiiboを使用した際のとある作り込みが注目を集めている。

『スプラトゥーン3』向けには2月9日よりエキスパンション・パスが発売中。所有者向けに、おカネ/フードチケット(ケイケン値)/ドリンクチケットのほか、2つの追加コンテンツが提供される。ひとつ目の追加コンテンツとして2月28日に配信されたのが、ホームタウンとして設定可能な「ハイカラシティ」だ。


ハイカラシティは初代『スプラトゥーン』にて登場した街だ。狐と狸のオブジェが目を引く繁華街で、アオリとホタルのアイドルユニット「シオカラーズ」が活動している。『スプラトゥーン3』での実装にあたって、サーモンランやナワバトラーをプレイ可能に。そのほかの変更点として、ブキ屋の店員がマメブキチおよびツブブキチに、クツ屋の店員はアジオに替わっている。

そんなハイカラシティにおけるamiiboにまつわる作り込みが発見され、注目を集めている。『スプラトゥーン3』においては、amiiboを使用することで対応キャラを周囲に呼び出すことが可能。プレイヤーキャラと一緒に撮影などもおこなえる。また過去のシリーズ向けのamiiboも使用可能。『スプラトゥーン』向けに発売されたアオリとホタルのamiiboを使えば、いずれかを周囲に呼び出すこともできるわけだ。

そんなamiiboに関するとある仕様が見つかったのは、『スプラトゥーン』にてニューススタジオがあった場所。『スプラトゥーン3』ではシオカラーズたちが椅子を並べ、会話しながらくつろいでいる。

動画ではシオカラーズたちを目の前にしてアオリのamiiboを使用。アオリを任意の位置に呼び出すと、なんと窓の向こうのシオカラーズが2人とも消えてしまうのだ。これはホタルを呼び出した場合にも同様。シオカラーズのアイドルが分身してしまうような描写を避けつつ、会話相手であったもう一方も消える仕様だろう。なおアイドルが分身することなく瞬間移動することで、amiiboはアイドル“本人”を召喚していることが確認できたともいえる。

『スプラトゥーン』におけるアオリとホタルのamiibo使用時の効果は、広場がフェス状態になるというもの。シオカラーズを目の前にamiiboを使ってどちらかを呼び出すという要素は存在しなかった。シオカラーズが消失する作り込みは、『スプラトゥーン3』のamiibo使用時の効果にあわせた調整となるわけだ。

なお『スプラトゥーン3』におけるアイドルユニット「すりみ連合」のamiiboは現時点で発売されていない。そのためアイドル消失の作り込みは、現状ハイカラシティでのみ確認できる現象だろう。すりみ連合のamiiboが発売されれば、バンカラ街でも同様の仕様がみられるかもしれない。


『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中だ。



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