“人間”を目指すアクションRPG『クライマキナ/CRYMACHINA』7月6日発売へ。機械の少女たちが辿る、残酷な運命と愛の物語


フリューは3月1日、『クライマキナ/CRYMACHINA』を7月6日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch。通常版の価格はパッケージが税込8778円、ダウンロードが税込8470円。発表にあわせて、公式サイトおよび1stPVが公開されている。また発売日は明かされていないものの、本作はPC(Steam)向けにも発売予定だ。

『クライマキナ/CRYMACHINA』は、機械の少女たちが本物の人間を目指して戦う、アクションRPGである。本作の舞台は、21世紀に謎の奇病「離心病」がまん延し、人類が滅亡した世界。その後、宇宙空間に広がる構造体「エデン」では、人類の遺した自己進化機械「神機」たちが、人類を再生させようと稼働し続けていた。しかしある日、8機の神機のうち、統括を担う第一神機プロパトールがロスト。統括者が消えたことで、神機同士の争いが始まってしまう。

本作のメインキャラクターであるレーベン・ディステルは、21世紀の少女の記憶をもつ人格データだ。彼女は当時奇病で死んだはずだったが、「あなたは選ばれた」という言葉と共に、精神再生を担う第八神機エノアによって2000年後の未来へ迎えられる。またレーベンは、神機同士の争いを止めて生き残るべく、機械たちにとっての神「本物の人間」と認められように奮闘することになる。登場人物としては、口癖がはなまるだという第八神機のエノア、エノアによって再生された義侠心の強い少女千菊ミコト、エノア/レーベン/ミコトを家族として愛する紫藤アミなども登場。機械の少女たちによる、残酷な運命と愛の物語が描かれる。



レーベンたちは、構造体エデン内で機械たちと戦う。本作の攻撃手段としては、近接攻撃や遠距離攻撃などが存在。プレイヤーは3人のプレイアブルキャラクターを切り替えながら、敵と戦うことになるようだ。戦闘の要素としては、コンボやジャスト回避、カウンターも用意されている。また本作では敵を倒すと、眷属機というキャラクター背面に浮かぶ兵装が収集できる。眷属機は60種類以上存在し、左右の組み合わせが変更可能。眷属機には、思想という強化アイテムもあり、思想の付与でスキルやステータスを調整できるという。

強化システムとしては、集めると“本物の人間”になれるという「E×P(イー・クロス・ピー)」と、自我を強化する「EGO」というパラメーターを割り振ることで、ステータスを向上させられる。人格強化データという装備品が存在するほか、一部の敵から得られる人学データを解析すると、戦闘用アイテムやエピソードが取得できるそうだ。



また今回の発表では、本作の制作陣も明かされている。フリュー株式会社が製作/販売/制作を担当。同社の林風肖氏が、企画/プロデュース/ディレクション/シナリオを務めている。なお林風肖氏は、『CRYSTAR -クライスタ-』や『モナーク/Monark』などに携わってきたゲームクリエイターだ。また開発は、『ソードアート・オンライン アリシゼーション リコリス』や『Caligula -カリギュラ-』などの開発を担当してきたアクリア。キャラクターデザインをろるあ氏、オープニング映像のコンポーザーを削除氏、エネミーデザインをYoshi.氏が務めている。


クライマキナ/CRYMACHINA』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch向けに7月6日発売予定。通常版はパッケージが税込8778円、ダウンロードが税込8470円。アートブックなどが付属する数量限定版は、税込1万3948円となる。またダウンロード向けにはデジタルデラックス版が税込1万2760円で発売予定。そのほか予約特典として、ゲーム内サウンド10曲を収録したアルバムCDが付属する。また発売日は不明であるものの、本作はPC(Steam)向けにも発売予定。3月3日20時より配信される公式生放送では、最新情報が公開予定となっている。