『The Last of Us』新作マルチプレイゲーム、今年後半にいろいろお披露目へ。シリーズ10周年でさらなる展開

 

Naughty Dogは1月4日、『The Last of Us』の10周年に際して公式ニュースを公開した。10周年記念イベントの開催や、マルチプレイ作品の続報が明かされている。

『The Last of Us』は、2013年6月にPS3向けに発売されたサバイバルアクションゲーム。PS4向けにHDリマスター版が発売されたほか、フルリメイクとなる『The Last of Us Part I』がPS5向けに2022年9月に発売。PC向けにも2023年3月4日発売予定となっている。また続編である『The Last of Us Part II』はPS4向けに、2020年6月に発売された。

このたび、Neil Druckmann氏が公式ニュースを投稿。同氏はNaughty Dogにて共同代表を務めるほか、『The Last of Us』シリーズのディレクターなどを担当してきた人物だ。同氏によると、今年6月には10周年イベントが開催され、シリーズの将来の展開について多くの情報が明かされるとのこと。さらに今年後半には『The Last of Us』のマルチプレイヤー作品についても詳細が明かされていくという。同作についての新たなコンセプトアートも公開されている。


『The Last of Us』では、ファイアフライかハンターいずれかの勢力に分かれ、資源争奪戦・生き残り戦・金庫争奪戦を楽しめるマルチプレイモードが収録されていた。そして続編である『The Last of Us Part II』に向けてNaughty Dogは、引き続きマルチプレイモードを用意する考えを示していたが、のちにプランを撤回。結果的に、シングルプレイキャンペーンモードのみの作品として2020年にリリースされた。一方で、マルチプレイ作品が継続して開発されていることも明かされていた(関連記事)。

そして昨年2022年6月のSummer Game Festにて、『The Last of Us』のマルチプレイゲームがスタンドアロン作品として開発中であることがあらためて告知された。ストーリー要素があり、ユニークなストーリーテリングで展開。ボリュームとしては、これまでのシングルプレイ作品と同等か、それ以上が想定されているとのことであった。また舞台はアメリカで、シングルプレイ作品とは別の地域になるという。


また『The Last of Us』のマルチプレイ作品は、広大なワールドを備えたゲームになるとのこと。いまだ詳細は不明ながら、公開されてきたコンセプトアートでは都市部のほか、巨大な客船が確認可能。プレイヤーたちが探索できる、さまざまなロケーションが登場するのかもしれない。なお開発には共同ゲームディレクターとしてVinit Agarwal氏およびAnthony Newman氏が、クリエイティブディレクターとしてはJoe Pettinati氏が参加しているとのこと。『The Last of Us Part II』や『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』などに携わったスタッフたちだ。

そのほか公式ブログでは、現地時間1月15日より公開予定のHBOドラマ「The Last of Us」についても改めて紹介。Naughty Dogの開発スタッフにとっても、ドラマの存在はシリーズを振り返る絶好の機会になるだろうとしている。最後にDruckmann氏はファンへの感謝を綴り、ブログを締めくくった。

シリーズのさらなる展開に加えて、マルチプレイヤータイトルの続報も明かされた『The Last of Us』。サプライズが用意されているという6月の10周年イベントを楽しみにしておこう。