高評価お掃除ゲーム『Fresh Start Cleaning Simulator』Steamにて正式リリース。ゴミと炎にまみれた自然をまったりお掃除

パブリッシャーのAwaken Realmsは12月21日、『Fresh Start Cleaning Simulator』をPC(Steam)向けに正式リリースした。一人称視点で展開される環境保全お掃除ゲームだ。

パブリッシャーのAwaken Realmsは12月21日、環境保全お掃除ゲーム『Fresh Start Cleaning Simulator』をPC(Steam)向けに正式リリースした。今年10月より早期アクセス配信がおこなわれており、そこから内容が拡充されて正式リリースとなった形だ。正式版からは日本語にも対応している。


『Fresh Start Cleaning Simulator』は一人称視点で展開されるお掃除ゲームだ。ステージクリア形式で、環境保全をおこなう。プレイヤーは、自然を脅かすゴミや火事などに、放水と吸引という2つの力をもつガジェットで対処する。山積みのゴミを吸い込み、枯れた木に水をあげて復活させるのだ。掃除中に得たアイテムで、ステージ内の壊れた施設を直すこともできる。また、各ステージには動物が住んでいる。家が壊れたから直してほしい、水を確保してほしい、といった彼らの依頼を解決するのもプレイヤーの仕事だ。

画面には、今何をしたらいいのかを示すクエストが表示される。その指示に従うように、掃除をしたり、アイテムを探したり、動物を助けたり。掃除をしているとお金が貯まるので、ステータスを強化していく。放水の勢いの向上や、救える植物を探すレーダーの解放など強化項目は多岐にわたり、プレイヤー自身で強化する項目を選択できる。シンプルで分かりやすいゲームプレイにより、時間を忘れて集中しやすいデザインとなっている。


また本作のゲームプレイには環境保護について考えさせられる側面もある。山火事から避難するコアラや、汚れた海にたたずむカメ、住処がゴミに埋もれたパンダなど。悲惨な動物たちの様子から、現実の環境問題を想起させるシーンもあるだろう。そうして困っている動物たちは、問題が解決するとかわいらしいアクションを返してくれる。彼らの喜ぶ姿も、達成感を演出してくれる要素となっている。



正式リリースに際し、本作は早期アクセスからいくつか新要素が追加されている。まずはステージの追加だ。早期アクセス配信時は5つだったステージが、正式リリースでは10に倍増している。新ステージの中には、温泉も用意。日本の旅館風の建物や、鶴がプレイヤーを待っている。また、最後の追加ステージであるポーランドには隠し要素もあるとのこと。ほかにもスキルや動物が追加され、ボリュームが大きく増えている。    

本作は本稿執筆時点で、Steamのレビュー278件中91%が好評としており、「非常に好評」ステータスを獲得している(早期アクセス配信中の評価を含む)。シンプルな作業に没頭できて、自然を蘇らせていくゲームプレイが好評だ。またレビューには、高圧洗浄機を用いたお掃除ゲーム『PowerWash Simulator』を思い起こすプレイヤーも散見される。同作と同じく没入感の高い洗浄を体験できるほか、本作『Fresh Start Cleaning Simulator』には洗浄以外の複数の作業も盛り込まれている点は持ち味だろう。そのほか早期アクセス配信時にはボリューム不足を指摘するユーザー意見もあったものの、正式リリース時点で前述のとおりステージ数は倍増。より長く楽しめることだろう。

開発元のChicken Launcherは本作のほかに、ゴミ山を崩す農場シミュレーション『No Place Like Home』を手がけている。Steamユーザーレビューではこちらも「非常に好評」ステータスとなっており、ゴミ山を崩して吸い取る爽快感が一定の評価を受けている。気になる人は本作『Fresh Start Cleaning Simulator』と合わせてプレイしてみるのもよいだろう。

『Fresh Start Cleaning Simulator』はPC(Steam)向けに発売中。

Masayuki Kusano
Masayuki Kusano

ゲームの可能性を広げたい人。雑食ゲーマーで、特にカード/テーブルゲームとMoba、レトロゲームが好物。

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