クリスマス向けホラーサンタADV『The Children’s Friend』Steam向けに12月23日配信へ。良い子にはプレゼントを、悪い子にチェーンソーを

727NotHoundは11月29日、『The Children's Friend』のSteamストアページを公開した。『The Children's Friend』は、サンタになって悪い子にはチェーンソーをお見舞いする、ポイント&クリック形式の自動生成アドベンチャーである。

727NotHoundは11月29日、『The Children’s Friend』のSteamストアページを公開した。開発元ツイートによれば、同作はPC(Steam)向けに2022年12月23日にリリース予定。またストアページに掲載中のスクリーンショットなどについては、開発中のため変わる可能性があるようだ。


『The Children’s Friend』は、サンタになって悪い子にはチェーンソーをお見舞いする、ポイント&クリック形式の自動生成アドベンチャーである。本作の主人公は、新人サンタクロースの1人だ。あるクリスマスの夜、主人公は上司ニコラウスの指示により、クリスマスプレゼントの配達へ出発しようとしていた。トナカイの導きで精神のトンネルへ入り、子供の夢の中へ侵入。寝ている子供の魂を見つけ、5人の枕元へプレゼントを届ければ、サンタクロースとしての仕事は完了となる。ただし、上司から受け取った「シン・ニコラウスの書」によると、悪い子にはチェーンソーの刃のできるだけ尖った部分を、速度が出ている状態でプレゼントしなければならないのだという。良い子には贈り物を、悪い子には血と制裁をプレゼントする、ダークなクリスマスが描かれる。


新人サンタクロースとなったプレイヤーは、子どもたちの夢の中をさまよい、プレゼントを配ることになる。夢の中に入っていられるのは、23時から24時までの1時間。その間に、5人の子供たちの魂を見つけ出し、それぞれふわさしいプレゼントを置いくようだ。いい子なのかあるいは悪い子なのか、子供たちの詳しい判別方法は不明ながら、夢の内容をヒントに何を贈るか判断するのだろう。また夢の中にはペットや両親、邪魔で汚れたよくない存在などが徘徊しているという。彼らには注意する必要があるほか、彼ら自体が子供たちの善悪を判断するヒントにもなるそうだ。


本作を開発しているのは、国内の個人ゲーム開発者座間氏。727NotHoundは、同氏のデベロッパーとしての名義に相当する。過去作としては、デッキ構築型ホラーゲーム『Playable Mockup』および『Photogenic Minds : Identity』、複数キャラクターを操作するホラーゲーム『国際指定怪異123号 廃村』などをリリースしてきた。本作『The Children’s Friend』は、元々2021年のクリスマスに向けて、短期間での開発とリリースを目指して進められていたものだ。しかし2021年のクリスマス時点では、同氏がリリースできる水準に達していないと判断。今年2022年のクリスマスリリースへと延期されていた。延期を経たことで磨き上げられた『The Children’s Friend』の内容に期待したい。

また本作の開発者である座間氏は、2022年9月に正式リリースされたデッキ構築型ホラーゲーム『Photogenic Minds : Identity』のアップデートを継続中。2022年11月には、探索道具の大幅追加を含む大型アップデート「GEARS」が配信されているほか、今後もアップデートが配信予定となっている。

『The Children’s Friend』は、PC(Steam)向けに2022年12月23日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2585