血みどろ配管工アクション『The Plumber Thing』突如発表&配信。『Baba Is You』開発者が贈る、“ギリギリ”の実験作

 

個人開発者Hempuliは10月28日、『The Plumber Thing』を発表し、同日配信開始した。doopeが報じている。itch.ioにてバンドル「click-or-treat 2022」を購入することで入手できるほか、2ドル以上支払うことで単品購入可能だ。


『The Plumber Thing』は、ホラーメトロイドヴァニアアクションゲームだ。主人公となるのは配管工。ニューヨークのブルックリン地下で発生した水漏れを修繕し、地上に戻ることが目的だ。キャラクターデザインや設定は『スーパーマリオ』に似ているものの、オープニングで主人公の頭部が機械に映し出されるなど、グロテスクな表現が特徴だ。

開発を手がけるHempuli氏は、論理パズルゲーム『Baba Is You』を手がけた実績あり。使用するゲームエンジンは前作同様Multimedia Fusion 2。そんなHempuli氏の怪作が突如リリースとなったわけだ。筆者も本作を購入しプレイしてみたが、メトロイドヴァニアのシステムに“とある”ギミックがプラスされており、なかなか凝った設計となっている。複雑なギミック好きのHempuli氏らしいアイデアが詰め込まれているだろう。なお、ゲーム全編を通じてバイオレンス表現が存在するので、その点は注意。


Hempuli氏はReadmeファイルにて「ほぼ全部自分でやった」「誰にもテストしてもらってない」と書いている。それゆえに、デバッグはほぼされていないようだ。筆者は普段使っているデスクトップPCでプレイした際に、地面が表示されず、ただ落下するだけして死ぬという地獄のような不具合に遭遇した。配信日から細かくアップデートが実施されているものの、筆者のような環境依存(の可能性のある)不具合に遭遇する場合もあるので、購入する際は気をつけたほうがいいかもしれない。いろいろギリギリな実験作である。

不具合発生時は、このような異空間に取り残される。悲しい


『The Plumber Thing』は、itch.ioにて配信中だ。