Midjourney利用の短編ノベル『ぼくとAIのなつやすみ』フリーゲームとして公開。溜めこんだ絵日記のイラストをAIに描かせる、少年の夏休み

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国内のインディーゲーム開発者げーむくりえいたーねこ氏は9月18日、『ぼくとAIのなつやすみ』をPC向けに公開した。unityroomにて、ブラウザからプレイ可能となっている。


『ぼくとAIのなつやすみ』は、少年のある夏の出来事を描いた、短編ノベルゲームだ。本作の主人公は、夏休み中の少年である。夏休みも終盤に差し掛かろうという頃、少年は宿題をためてしまっていた。夏休みの宿題の中でも、絵日記は1ページも書いておらず、今から絵を描くのは大変だ。そこで少年は、簡単に絵を描く方法をインターネットで検索。AIに絵日記用の絵を描かせることで、新学期の提出へ間に合わせようとする。AIを使って描かれた絵日記をとおして、少年の夏の物語が表現されていく。


本作でプレイヤーは、少年がAIを使って描いた絵日記を読む。ゲームを開始すると、作中で少年がAIに描かせたイラストと、少年の描いた文章が絵日記風に表示される。イラストを見ながら文章を読むことで物語が進行。システム面では、選択肢やシナリオ分岐のないノベルゲームとなっている。本作の特徴は、作中の設定どおり、日記の絵がAIによるイラスト生成サービス「Midjourney」によって描かれている点だろう。ゲーム序盤においては、奇妙なフォルムの祖父母や、線香花火と合体したアフロの祖父など、シュールなイラストが登場。AI作の前衛的なイラストが展開される。unityroom内のゲーム紹介文によると、ほとんどのイラストが「Midjourney」で生成されているそうだ。

また作中において少年は、AIは言葉で命令するだけでラクなものの、本物そっくりに書かせるのは難しいと語る。本作に登場するAI作のイラストは単体で見ると奇妙である。少年が絵日記用に描かせたという設定によって、一風変わったAIイラストを上手くゲームに組み込んでいる点も特徴だろう。プレスリリースによると、プレイ時間は10分程度とされている。


本作を開発したのは、国内のインディーゲーム開発者げーむくりえいたーねこ氏だ。本作は9月5日より開催された、ゲームエンジンUnityを使って1週間でゲームを作るイベント「Unity1週間ゲームジャム(unity1week)」にて、お題「ためる」の作品として公開された。同氏のツイートによれば、同ゲームジャムの期限には間に合わなかったようであるが、開発期間は約2週間ほどであるようだ。また同氏は、会話中に混じった淫語を見つけてハイスコアを狙うADVを制作中である。

『ぼくとAIのなつやすみ』は、PC向けにフリーゲームとして公開中。unityroomにて、ブラウザからプレイ可能となっている。



※ The English version of this article is available here

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