オープンワールド・爽やか犯罪ACT『It’s Only Money』発表。最大4人協力プレイ、どん底オシャレな人生逆転

 

デベロッパーのUsual Suspectsは8月19日、オープンワールド犯罪アクション『It’s Only Money』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『It’s Only Money』は最大4人マルチプレイ対応のオープンワールド犯罪アクションゲーム。舞台となるのはRockhavenと呼ばれる都市だ。この都市では新たな市長が圧政を敷いており、資産が一定以下の住民は、The Hole(穴)を通じてUndercityへと突き落とされてしまう。主人公は資産の少なさを理由に、RockhavenからUndercityへと追放された市民のひとり。しかし、まだ物事を正す機会は残されている。Rockhavenで暴れまわり、汚職市長や腐敗企業に借りを返すのだ。

プレイヤーはアイテムやスキルを使って、金持ち相手にスリをしたり、車をピッキングして中の物を盗んだりできる。そうして得た資金をもとに家や服、車などを購入可能。家を買えば、Undercityの人々をRockhavenに連れ戻すことができるという。また、会社を買収してビジネスをおこなうことも可能だそうだ。トレイラーに登場するカタツムリレース(SLIMEWAY)も、そうしたビジネスのひとつとして登場するとのこと。そのほか、Rockhavenにはさまざまなミッションやアクティビティ、店などが用意されているという。

また本作は、ランダムマッチまたはフレンドと最大4人のマルチプレイで遊ぶことが可能。一緒に町で盗みを働いたり、ミッションを攻略したり、ギャンブルを楽しむこともできるという。ストリートレースやかくれんぼ(Prop Hunt)など、さまざまな対戦ミニゲームも存在するとのこと。Prop Huntでは、ごみ箱やポスト、ソファなど、町中のあらゆるオブジェクトに変身してかくれんぼを楽しめるようだ。

トレイラーでは、ほかにもゲームプレイの様子が確認できる。プレイヤーは町中のNPCたちのステータスをなぜか分析できるようだ。社会的地位や戦闘能力などが確認できるようで、上手く利用すれば効率的に盗みをおこなえるのだろう。隠れ家に家具などを置いて飾りつけも可能な様子。 ピッキングや配線の切断といった、犯罪におけるミニゲーム要素も存在するようである。

ちなみに、トレイラーではハイテンションなゲームプレイ映像にのせて、エモーショナルな音楽が流れている。またグラフィック面では、突飛なキャラデザインなどが盛り込まれている一方で、ライティングは何となくノスタルジックで爽やかな印象。「どん底から犯罪で這い上がる」という重いテーマを軸としつつ、奇妙な清涼感のある世界観となっている。“エモい”町並みで大暴れするゲームになりそうだ。


本作を手がけるのはUsual Suspects。過去には地獄レスリングRPG『Rings of Hell』を無料でリリース。ストーリーやゲームプレイ、特徴的なコンセプトが好評を集めているようだ。同作はストアページ紹介文によると、セントラルフロリダ大学の大学院生チームで開発されたとのこと。当時のチーム名Normal SuspectsからUsual Suspectsに名前を変え、現在『It’s Only Money』を開発中のようだ。

『It’s Only Money』はPC(Steam)向けに発売予定。