携帯型ゲーミングPC「GPD WIN Max 2」開発中。前モデルより大画面化し10.1インチに、 アルミユニボディを採用

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GPD社は3月26日、携帯型ゲーミングPC「GPD WIN Max 2」を開発中であることを明らかにした。発売時期や価格は未定。

同社はUMPC(超小型ノートPC)を手がけているメーカーで、ゲームコントローラーを搭載しゲーム用途に特化したものをGPD WINシリーズとして展開。GPD WIN Max 2は、クラムシェル型と大画面を特徴とし2020年に発売された、GPD WIN Maxの後継モデルとなる。


GPD WIN Max 2のデザインについては、現時点では上に掲載したシンプルなイラストが公開されているのみ。一方で、スペック面については詳細が明かされている。まず、ディスプレイは8インチだった前モデルに対し、10.1インチに大型化。解像度は標準で1920×1200、最大2560×1600をサポートするとのこと。そして前モデルでは本格的なキーボードが搭載されていたが、これは継承される。

本体の縦横のサイズは228x160mm。前モデルは207x145mmだったため、それぞれ2cmほど大きくなる。厚みは未公表だが、前モデル(26mm)より薄くなるという。また、アルミユニボディを採用。質感は大きく変わりそうだ。さらに、ディスプレイ部分は“超ナローベゼル”になるとのことで、上のイラストでもそうしたデザインが確認できる。

CPUには、最新の第12世代CoreプロセッサであるIntel Core i7-1280P(14コア/20スレッド)を搭載し、RAMは16GBもしくは32GB。ストレージは1TBもしくは2TBで、ユーザー側で拡張できるNVMe M.2 Type 2280スロットがひとつ空いている。このほか4G LTE対応や、Thunderbolt 4/USB 3.2 Gen 2ポート、SDカードスロットの搭載などにも言及。バッテリーは57Whから65Whに容量アップされる。

画像左:前モデルのGPD WIN Max / 画像右:アルミユニボディを採用したビジネス向けのGPD P2 Max。GPD WIN Max 2では、これと同じくヒンジ部分にカメラを搭載予定


ゲームコントローラー部分については、配置の変更などがおこなわれるのかどうかは不明だが、窪みにアナログスティックを配する仕様は前モデルと同じとのこと。アナログスティックパーツには、操作検知に物理的な接触を伴わないホールセンサを新たに採用するそうだ。このほか、ジャイロ機能や振動機能、背面ボタンも搭載するという。

GPD WIN Max 2についてGPD社は、携帯型ゲーミングPCとしてだけでなく、パワフルなビジネス向けノートPCとしてもアピールしている。ディスプレイが10.1インチに大型化したことで、確かに一般的な用途にも使いやすくなっているかもしれない。あとは製品デザインや価格、発売時期など、詳細の発表が待たれる。

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