カプコンは3月3日、『バイオハザード RE:2』、『バイオハザード RE:3』、『バイオハザード7 レジデント イービル』の3作品について、PlayStation 5/Xbox Series X|S版を発売すると発表した。発売時期は今年の後半とされている。リリースに際しては、ビジュアルの強化が図られるとのこと。また、すでに各作品のPlayStation 4/Xbox One版を所有している場合は、無料で次世代機版へのデジタルアップグレードが可能だという。PS5/Xbox Series X|S版が発売された際のアップデートは、PC版にも無料で提供されるそうだ。
【UPDATE 2022/03/03 11:43】
カプコンは3月3日、同ニュースを国内向けにも発表。そのなかで、国内におけるPlayStation5向けアップデートは少額での有償対応となることを明かした。あわせて、記事のタイトルを修正。このほか、PlayStation5版ではアダプティブトリガーやハプティックフィードバックなどの固有機能についても対応する予定とのこと。
『バイオハザード RE:2』は2019年に発売。1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク作品で、ラクーンシティを襲った生物災害を描く。肩越し視点への変更が施されたほか、キャラクターや背景、物語を再構成。「RE ENGINE」により現代化したグラフィックやバイノーラル技術を導入したサウンドデザインにより、オリジナル版のエッセンスを残しつつも新たな体験を生み出した。
『バイオハザード RE:3』は2020年に発売された作品。1999年に発売された『バイオハザード3 ラストエスケープ』のリメイクである。原作からマップや街並みが一新され、アクション要素には緊急回避が追加された。強敵となるネメシスには触手を用いた拘束攻撃や、プレイヤーの逃亡先に先回りするといった新たな行動パターンが加えられており、オリジナル版以上に緊張感がアップしている。また本作には、非対称対戦サバイバルホラー『バイオハザード レジスタンス』も収録された。
『バイオハザード7 レジデント イービル』は、2017年に発売。プレイヤーは失踪した妻を追うイーサン・ウィンターズとなり、謎の家族が住まう邸宅へと迷い込むこととなる。RE ENGINEによって描かれた陰惨な邸宅の描写と、シリーズ初の一人称視点が特徴。VRにも完全対応し、「恐怖」、「戦闘」、「探索」、「アイテム管理」を軸にゲームが展開した。
今回、次世代機への対応が発表された『バイオハザード』シリーズ作品は、いずれもカプコンの看板を担うヒット作。2021年12月の時点で各タイトルの売上本数は、『バイオハザード RE:2』が930万本、『バイオハザード RE:3』が490万本、『バイオハザード7 レジデント イービル』が1060万本を達成している。今回の次世代機対応にともない、これらの数字がさらに伸びを見せる可能性もありそうだ。
『バイオハザード RE:2』、『バイオハザード RE:3』、『バイオハザード7 レジデント イービル』のPS5/Xbox Series X|S版は、2022年後半に発売予定。各作品の現行機版やPC版を所有している場合は、次世代機向けのアップグレードを受けることができる。