本格パズル『ユウゴウパズル』Steamなどで配信開始。ひらめきと試行錯誤で解き明かす、『ゼリーのパズル』開発者による新作


国内の個人開発者たつなみ氏は10月14日、『ユウゴウパズル』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。Steamでは690円、itch.ioでは6.99ドルで販売されている。

『ユウゴウパズル』は、シンプルなルールとやりごたえを兼ね備えたパズルゲーム作品だ。本作では、画面内に数色のゼリーが配置されている。ゼリーは、横方向に1マスずつ移動させることができ、同じ色のゼリー同士が隣り合うとくっつく性質をもっている。ゼリーを1つずつ操作し、すべての同じ色のゼリーをひとまとめにくっつけるとステージクリアだ。


ルールや目的はいたってシンプルで、グラフィックもすっきりとまとめられている。しかしながら、そうした印象とは裏腹に、歯ごたえのあるパズルが本作では繰り広げられる。たとえば、中央に1マスの段差があり、左右に青色のゼリーが配置されているとしよう。ゼリーが段差を乗り越えられれば、青色のゼリー同士をくっつけられる。しかし、本作のゼリーは横方向に向かって移動するだけなので、段差を乗り越えることはできない。ほかの色のゼリーを橋や足場として利用したり、ゼリーを動かす順番を工夫したりなど、クリアできる方法を考えることになるわけだ。

つまり本作では、シンプルながら歯ごたえのあるパズルを、試行錯誤やひらめきによって解き明かす体験が待ち受けている。なお、ダークモードやゼリーの色のカスタマイズ、ゼリーの顔のオン/オフや顔の変更機能などがオプションとして搭載。好みの色のゼリーや背景を指定してプレイできるようだ。


本作を手がけたのは、これまでに『ゼリーのパズル』や『ハナノパズル』などをフリーゲームとして公開してきた、国内の開発者たつなみ氏だ。『ゼリーのパズル』においては、『Baba Is You』の開発者も影響を受けた作品に同ゲームを挙げるなど、国内外のパズルゲームプレイヤーから知られている。また最近では、Twitter上で一捻りあるパズルを公開しており、それらのパズルを「すこしずるいパズル」として書籍化している。本作は、そうしたパズル作家として評価されているたつなみ氏による最新作であるわけだ。


ユウゴウパズル』は、日本語に対応しPC向けに配信中。Steamでは690円、itch.ioでは6.99ドルで販売されている。


※ The English version of this article is available here