宇宙開発シム『Kerbal Space Program』今度こそ最後のアップデート配信。アンカーパーツを追加して継続的な開発を終える

 

パブリッシャーのPrivate Divisionは8月4日、『Kerbal Space Program』へアップデート1.12.2を配信した。バグ修正がメインのアップデートとなっている。また今回のパッチをもってアップデート1.12の作業は完了し、『Kerbal Space Program』の継続的な開発も終了したとのことだ。
 

 
『Kerbal Space Program』はメキシコシティのマーケティング会社兼インディースタジオSquadが2011年に開発・リリースした作品。プレイヤーは緑色の異星人「カーバル」の宇宙開発を手伝うことになる。ロケットを組み立て、打ち上げ、太陽系を探索して調査範囲を拡大していくのだ。本格的な航空力学と軌道力学がシミュレートされた世界で、ロケットを飛ばすサンドボックスゲームとなっている。

アップデート1.12.2には、90個以上のバグ修正およびいくつかの改善点、そして新パーツが含まれている。まずドッキングノードの回転にロック機能を追加して、autostrutsがドッキングノードを越えることができるようになった。またLV-T30“リライアント”液体燃料エンジン、LVT-45“スウィーベル”液体燃料エンジンの刷新が行われた。

さらに以前予告されていた「スタンプ・オー・トロン・グラウンドアンカー」が新しいパーツとして追加されている。地面に設置する土台のようなパーツで、EVA建設モードで使用可能だ。船を地面に固定したり、基地の強固な土台を作ったりできるようになる。
 

 
パッチノートによるとSquadは今後必要に応じてマイナーパッチをリリースする可能性を示唆しつつ、今回のパッチにてアップデート1.12は完了し、『Kerbal Space Program』の継続的な開発も終了したとのこと。そしてチームは『Kerbal Space Program 2』へ力を注いでいくとしている。今後はIntercept Gamesと共に続編の開発を進めていくのだろう。

6月に配信された大型アップデート1.12「On Final Approach」は、本作の10周年を記念する最後の大型アップデートとされていた。今回のアップデート1.12.2は、バグ修正がメインではあるものの、パーツなどのコンテンツもいくつか追加されている。マイナーパッチを除けば、今度こそ最後のアップデートになるようだ。詳細なパッチノートはこちらから確認していただきたい。

続編となる『Kerbal Space Program 2』の対応プラットフォームは、PC/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox X|S/Xbox One。発売時期は2022年を予定している。